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Vol.506 工作等で使用する接着剤の事故にご注意ください!

家庭内での遊びの機会が増え、工作やプラモデル作りで接着剤を使うお子さんも多いことと思います。消費者庁には、乳幼児が接着剤を誤飲する事故情報が医療機関(※)から寄せられています。

  • 「市販の強力接着剤のチューブを口の中に入れて、噛んでいるのを保護者が発見した。少量のおう吐があり、口内に接着剤が付着していたので救急要請した。」(1歳)
  • 「子どもが急に泣いたので見たところ、手と口の周りに白いものが付いており、そばに瞬間接着剤が落ちていた。歯の裏や舌にも接着剤が付着していた。ソファをよじ登って出窓に置いてあった瞬間接着剤をかじってしまったようだ。」(1歳)

兄弟・姉妹のいるご家庭では、上の子どもが工作等で接着剤を使用する際は、下の子どもが工作中には近づかないように注意してください。また、接着剤を使った後はきちんと片付け、下の子どもの手の届かないところに保管するように注意しましょう。

また、瞬間接着剤は布やティッシュなどの繊維状のものに染み込んだり、大量に口に入ったりすると、急激に硬化して発熱する場合があり、やけどの原因となることもあります。各製品の注意書きには、その製品の特性や事故が起きたときの対処法などが記載されている場合があるので、使用する前に必ず確認しておくようにしましょう。

万が一、子どもが接着剤を誤飲したり、接着剤でやけどをした場合は、その製品を持って医療機関を受診しましょう。製品の成分表示が医師の判断の助けとなる場合があります。

  • (※)消費者庁は(独)国民生活センターと共同で、平成22年12月から、医療機関(令和2年5月末日時点で27機関が参画)から事故情報の提供を受けています(医療機関ネットワーク事業)。
(参考)
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担当:消費者安全課