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Vol.503 家庭内に操作用ひもが付いた製品はありませんか?

ロール式網戸や天窓の操作用ひもに子どもの首が絡まってしまったイラスト

消費者庁には、2019年に、ロール式網戸や天窓の操作用ひもにより子どもが窒息した事故情報(※1)が寄せられています。これまでも、類似の操作用ひもやチェーンが、子どもの首に絡まった事故が寄せられており(医療機関(※2)からの事故情報も含む)、中には死亡に至ったケースもあります。事故の原因となったものは以下のとおりです。

  • ブラインド
  • ロール式網戸
  • ロールスクリーン
  • カーテンロールやカーテンの留め具(タッセル)
  • 天窓の開閉用チェーン(階段上部に取り付けてあるもの等)

事故のきっかけとしては、「操作用ひもで遊んでいた」以外には、周辺で「兄弟でかくれんぼをしていて」「ソファから飛び降りて」「走っていてつまずいて」などがあります。

以上のような操作用ひもが付いた製品による子どもの事故を防ぐため、以下の点にご注意ください。

◆すでに操作用ひもが付いた製品が家庭内にある場合◆
    • クリップ等を用いて、ひもを上の方でまとめ、子どもの手が届かないように対策しましょう。
    • 周辺にテーブル、棚、椅子等がないか確認しましょう(子どもの手が届かないはずのひもでも、近くの家具に登ったり、家具からジャンプして届く場合があります)。
    • 安全対策部品には、後から付けられるものもありますので、ご自宅に設置された網戸やブラインド等のメーカーにお問い合わせください。
◆新たに購入・設置を予定されている場合◆
  • 操作用のひもが付いていない製品を選びましょう。ひも付きの場合は、規定以上の重さがかかると、ひものつなぎ目部分が外れる等の安全対策が施されたものを選ぶようにしましょう。
  • (1)事故情報データバンク(消費者庁と(独)国民生活センターが連携して実施する事業で、生命・身体に係る消費生活上の事故情報を関係機関から一元的に集約して提供するシステム)に寄せられた事故情報。
  • (2)消費者庁は国民生活センターと共同で、平成22年12月から、医療機関(令和2年4月末日時点で27機関が参画)から事故情報の提供を受けています(医療機関ネットワーク事業)。

(参考)

(過去の配信メール)

担当:消費者安全課