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Vol.500 ヘアアイロンによる子どものやけどに注意!

ヘアアイロンは、熱により髪をスタイリングする道具で、約100°C~200°Cに温度設定ができるものが多く販売されています。このヘアアイロンに乳幼児が触れて、やけどをした事故の情報が医療機関(※1)から寄せられています。

「保護者が、リビングの床に210°Cに設定したヘアアイロンを置いていた。子どもが触ってしまい、手のひらにI度(※2)~II度(※3)のやけどをした。」(0歳)

「テーブルの上に置いていたヘアアイロンのコードを子どもが引っ張り、落下させた後、手で加熱部に触れてI度のやけどをした。ヘアアイロンは、200°Cの設定で、電源を切ってから2~3分程度経過していた。」(1歳)

「床に置いてあった、熱したヘアアイロンに子どもがかかとを挟んでしまい、II度のやけどをした。」(5歳)

ヘアアイロンは、使用前に電源を入れて加熱する時間が必要であること、使用後は、熱くなくなるまで時間がかかることから、その間に保護者がその場を離れてしまい子どもがやけどをする事故が発生しています。

保護者がヘアアイロンを使用するときは、子どものやけどを防ぐために、次の点に注意して使用しましょう。
  • 加熱時や、冷却時は、ヘアアイロンを子どもの手が届かないところに置きましょう。子どもの手が届かないと思ってテーブルなどの上に置いていても、子どもがコードを引っ張り、ヘアアイロンを落下させて、やけどをする事故が起きています。
  • 使用時は、子どものそばで使用しないようにしましょう。
  • 使用後は、必ずコンセントから電源プラグを抜きましょう。
  • 通電の有無に関わらず、子どもの手の届かない場所に置きましょう。
  • (1)消費者庁は(独)国民生活センターと共同で、平成22年12月より、医療機関(令和2年4月1日時点で27機関が参画)より事故情報の提供を受けています(医療機関ネットワーク事業)。
  • (2)表皮のみのやけど。
  • (3)表皮より深い真皮までのやけどで、水ぶくれができるのが特徴です。
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担当:消費者安全課