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Vol.499 子どもを乗せた幼児用座席付自転車、停車中の事故にも気を付けて!

今春から、自転車の幼児用座席に子どもを乗せ始めた保護者の方々もいらっしゃるのではないでしょうか。

消費者庁には、子どもを乗せた幼児用座席付自転車が、走行中だけでなく、停車中にも転倒し、子どもがケガをする事故情報が医療機関(※)から寄せられています。

「自宅前の道路に自転車を停め、子どもを前部座席に座らせたまま、玄関の鍵を開けるために保護者が自転車から離れたところ、自転車が転倒した。子どもはアスファルトの地面に額をぶつけ受傷した。停車した後にヘルメットを取り、シートベルトを外していた。」(1歳)

「停車中の自転車の前部座席に子どもが座っていた。後部座席に年上の子が乗ろうとしたところ、自転車ごと転倒して前部座席に座っていた子どもがコンクリートに頭部をぶつけた。シートベルトはしていたが、ヘルメットは被っていなかった。額に擦り傷を負い、頭部打撲と脳震とうで2日間入院した。」(2歳)

子どもを乗せて停車するときには、主に以下のことに気を付けましょう。
  • 子どもを乗せたまま自転車から離れたり、目を離したりしないようにしましょう。
  • 乗降時は、平らな場所に停車し、スタンドにロックを掛けましょう。前ハンドルを固定できる自転車の場合は、ハンドルの固定機能を使いましょう。
  • 子どもを乗り降りさせるときはヘルメットを着用させ、乗車後はすぐにシートベルトを着用させましょう。
  • 子どもを2人乗せるときには、自転車のバランスを安定させ転倒を防止するために、「乗せるときは、後部から前部の順、降ろすときは、前部から後部の順」を守りましょう。

(※)消費者庁は(独)国民生活センターと共同で、平成22年12月より、医療機関(令和2年4月1日時点で27機関が参画)から事故情報の提供を受けています(医療機関ネットワーク事業)。

(参考)
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担当:消費者安全課