Vol.497 首掛け式乳幼児用浮き輪は気をつけて使用しましょう!
令和2年3月に、首掛け式乳幼児用浮き輪を入浴中に浴槽で使用していたところ、保護者が目を離した隙に、浮き輪をしたままの乳児(0歳)が意識を失っていた。その後、救急搬送され、病院で死亡が確認された事故が発生しました。
この事故情報は、消費者安全法に基づき、消費者庁に通知されました。
過去にも、首掛け式乳幼児用浮き輪を浴槽で使用した際、親が目を離した隙に子どもが溺れる事故が発生しています。実際使用している子どもは楽しそうに見え、保護者も便利で安全な商品だと思い、子どもを浴槽に浮かせたまま自分の洗髪をしたり、他の子どもを洗うなどして目を離してしまいがちです。決して少しの時間と油断しないでください!使用中は一瞬でも子どもから目を離してはいけません!
他に溺れる原因として、あごが完全に首掛け式乳幼児用浮き輪にのっていないと、頭が抜け落ちてしまうことがあります。また、首周りが苦しそうだからと空気を抜き気味にするなど、空気の量が少ない場合も事故につながるおそれがあります。あごの位置が正しいか、空気がしっかり入っているか、空気が漏れていないか、ベルトが外れていないか、取扱説明書の注意表示をよく読み、正しく使用しましょう。
(参考)
担当:消費者安全課