Vol.397 危険!ハンドスピナーの部品の誤飲に注意して
消費者庁には医療機関(※1)から、子どもがハンドスピナー(※2)の小さな部品を誤飲する事故情報が寄せられています。
「ハンドスピナーの金属製の部品3つを誤飲して受診。X線撮影で消化管内に3つの異物があることを確認。排便により全ての部品が排出された。」(1歳)
国民生活センターの調査では、販売されているハンドスピナーの中には落下の衝撃などで小さな部品が外れたり、破断したりする製品がありました。外れた部品や破断した破片を飲み込むと、気道に詰まって窒息したり、食道等に引っ掛かって壁に孔(あな)が開いたりするおそれがあります。また、ハンドスピナーにはボタン電池を使用しているものもあります。ボタン電池を飲み込むと、短時間で気道や食道、消化管の壁が損傷して孔が開くこともありますので、直ちに医師の診断を受けましょう。
3歳以下の子どもには何でも口に含む行動特性があるため、ハンドスピナーを絶対触らせないようにしましょう。
(※1)消費者庁は国民生活センターと共同で、平成22年12月より医療機関(平成30年3月末時点で24機関が参画)から事故情報の提供を受けています(「医療機関ネットワーク」事業)。
(※2)ハンドスピナーとは、本体中央を指で挟み、そこを軸に本体を高速に回転させて使用するおもちゃです。
- (参考)
- 独立行政法人国民生活センター「幼児がハンドスピナーの部品を誤飲」(平成30年3月15日公表)
- 消費者庁「小さいおもちゃの誤嚥(ごえん)・窒息事故に注意!」(平成29年11月20日公表)[PDF: 453KB]
- 過去の関連メール
- Vol.336 硬貨の誤飲に注意!(WARP)
- Vol.356 危険!おもちゃなどに入っているボタン電池の誤飲に注意!(WARP)
- (WARP)国立国会図書館インターネット資料収集保存事業サイトにリンクしています。
担当:消費者安全課