圧力鍋を安全に正しく使用しましょう!―入れ過ぎに注意、蓋の洗浄が重要です―
圧力鍋には調理時間を短縮できるなどのメリットがある一方、使い方を間違えると大きなけがにつながることがあります。事故情報データバンクには、令和3年3月までに圧力鍋に関連する事故情報が231件寄せられています。多くが高温の内容物に触れることによる熱傷で、治療に要する期間が1か月以上の事故も多く発生しています。圧力鍋はメーカーや機種によって構造が異なりますが、以下の注意点はどの圧力鍋でも共通です。必ず守り、取扱説明書や注意表示をよく読んで使用し、事故を防ぎましょう。
- (1)使用前には、蒸気口など圧力調整部分に詰まりがないか確認しましょう。また、蓋と本体の間のパッキンにぬめりや劣化がないか確認しましょう。使用後は、特に蓋やパッキンの汚れをしっかりと落としてください。
- (2)水と食材を合わせて2/3以下、豆類・麺類の場合は水と合わせて1/3以下の内容量で調理しましょう。
- (3)完全に蓋を閉めた状態で調理を行い、鍋の中の圧力が下がったことを確認してから蓋を開けましょう。
消費者庁公表資料
参考
- 独立行政法人製品評価技術基盤機構「新生活スタート、台所用品などによる事故の防止」(平成26年4月24日)
- 独立行政法人製品評価技術基盤機構「鍋・圧力鍋による事故」(注意喚起ポスター)
- 独立行政法人製品評価技術基盤機構「SAFE-Lite」
- 圧力なべ協議会「圧力なべってこんなナベ」
担当:消費者安全課