文字サイズ
標準
メニュー

【旧】スプリングマットレス(平成29年3月30日改正前)

1.構造

  • 1台分のスプリングマットレスの構造を、適正に表示する。
  • 特にその構造が一体で折りたたみできないものは「一体式」、ファスナー又は布地等で連結されていて折りたたみできるものは「連結式」と表示する。

2.寸法

  • JIS S1102(住宅用普通ベッド)六・二「寸法の測定」に規定する測定方法により測定したマットレスの厚さ、幅及び長さをミリメートル単位で順次列記する。
  • 表示値の誤差の許容範囲は、次の表の通り。
  • 連結式のものは、個々のマットレスを測定し、その和を表示する。
寸法 製作許容差
1000未満 ±20
1000以上
1500未満
+25
-20
1500以上 +30
-20
長さ +30
-20
厚さ 180未満 ±18
180以上 ±20

3.コイルスプリングの形状

  • そのコイルスプリングの形状の名称を示す用語を用いて適正に表示し、その形状を示す用語の次にそのコイルスプリングの線材の線径を「直径○.○○ミリメートル」のように小数点以下第二位まで表示する。

4.コイルスプリングの数

  • 当該スプリングマットレスに使用されているコイルスプリングの数を表示する。

5.コイルスプリングの材料の種類

  • JIS G3506(硬鋼線材)の四「化学成分」の表一に示す種類記号及びJIS G3521(硬鋼線)の二「種類」中に示す用語を用いて当該材料の種類を適正に表示する。
  • 硬鋼線材の種類記号の表示において、炭素含有率が2つの種類記号に該当する場合は、その数値の低い方の種類記号によるものとする。
  • 硬鋼線の種類の表示において、その引っ張り強さが2つの種類に該当する場合は、その数値の低い方の種類を表示する。

6.詰物の材料(詰物をくるむために用いる薄い布等を除く)

  • 表生地に近い詰物から詰め合わされている順序に従って詰物の材料の名称を適正に表示する。
  • その材料が、次の表に掲げる詰物の材料の種類を示す用語である場合は、それぞれ同表に掲げる詰物の材料の種類を示す用語を用いて表示する。
詰物の材料の種類 詰物の材料の種類を示す用語(表示名)
軟質ポリウレタンフォーム ウレタンフォーム
やし繊維を主体とする詰物 パームパッド
フェルト 「フェルト」の文字にそのフェルトの主な材質の名称を示す用語を括弧書きで付記したもの

7.外装生地の組成

8.使用上の注意

  • 次に掲げる事項を製品の品質に応じて適切に表示する。
    1. 《イ》湿気を避け、風通しをよくする旨。
    2. 《ロ》無理に折り曲げない旨。
    3. 《ハ》スプリングマットレスの上で飛んだり跳ねたりしない旨。

9.表示者名等の付記

  • 表示した者の「氏名又は名称」及び「住所又は電話番号」を付記し、責任の所在を明確にする。

表示方法等

  • スプリングマットレスごとに消費者の見やすい箇所にわかりやすく記載する。
    • ただし、使用上の注意については、マットレス本体から容易に離れない方法(布の縫い付け又は貼り付け等)により表示する。

表示例

表示例

参考

  • JIS G3506(硬鋼線材)
  • JIS G3521(硬鋼線)
  • JIS K6400(軟質発泡材料)
  • JIS K6401(耐荷重用軟質ポリウレタンフォーム)
  • JIS S1102(住宅用普通ベッド)

雑貨工業品INDEX

担当:表示対策課