窒息・誤飲事故
就寝時の窒息事故
(0歳~1歳くらい)
- できるだけベビーベッドを利用することで、多くの事故を避けることができる可能性があります。
うつぶせで寝て、顔が柔らかい寝具に埋もれる

- <注意ポイント>
- 大人用ベッドではなく、できるだけベビーベッドに寝かせ、敷布団やマットレス等の寝具は硬めのものを使用しましょう。
- 1歳になるまでは、寝かせる時は、あお向けに寝かせましょう。
掛布団、ベッド上の衣類、ぬいぐるみ、スタイ(よだれかけ)で窒息

- <注意ポイント>
- 掛布団は、子どもが払いのけられる軽いものを使用し、顔にかぶらないようにしましょう。
- 寝ている子どもの顔の近くに、口や鼻を覆ったり、首に巻き付いたりする物は置かないようにしましょう。
ベッドと壁の隙間などに挟まれる

- <注意ポイント>
- 寝ている間に動き回り、大人用ベッドと壁や後付け柵の隙間などに頭や顔が挟まるなどしないよう、できるだけベビーベッドに寝かせましょう。
- 大人用ベッドに取り付ける幼児用ベッドガードは、生後18か月未満の乳幼児には絶対に使用しないでください。
家族の身体の一部で圧迫される

- <注意ポイント>
- 寝かしつけの時に、添い寝をして意図せず寝込んでしまう、また同じ寝具で就寝している際に大人の身体の一部で圧迫してしまわないように、できるだけベビーベッドに寝かせましょう。
ミルクの吐き戻しによる窒息
- <注意ポイント>
- 授乳した後は、げっぷをさせてから寝かせるようにしましょう。
ブラインドやカーテンのひもなどによる窒息
(0歳~6歳くらい)

- <注意ポイント>
- ひもが首に絡まらないよう、子どもの手が届かない所にまとめましょう。
- ソファなど、踏み台になる物をひもの近くに設置しないようにしましょう。
- ひも部分がないなどの安全性の高い商品を選びましょう。
包装フィルム、シールなどの誤飲
(0歳~3歳くらい)

- <注意ポイント>
- 菓子やペットボトルの包装フィルムを口に入れたり、かじったりしていると破片を誤飲・誤えんして、窒息することがあります。また、年上の子どもの遊んでいるシール、パッケージについているシール等も同様です。
- 包装フィルムやシールがついている物、容器などで遊ばせないようにしましょう。
医薬品、洗剤、化粧品などの誤飲
(0歳~3歳くらい)

- <注意ポイント>
- 医薬品や洗剤などの誤飲は、重大な症状を引き起こすおそれがあります。
- 医薬品、食品と見た目が似ている洗剤や化粧品、入浴剤などは、子どもの目に触れない場所や、手の届かない場所に保管しましょう。
たばこ、お酒などの誤飲
(0歳~3歳くらい)

- <注意ポイント>
- たばこやお酒の誤飲は、ひどい中毒症状が出ることがあります。
- たばこやお酒は、子どもの目に触れない場所や、手の届かない場所に保管しましょう。
ボタン電池、吸水ボール、磁石などの誤飲
(0歳~5歳くらい)

- <注意ポイント>
- ボタン電池の誤飲は、食道に詰まったり胃の中にとどまったりすると重症事故につながります。ボタン電池を利用している器具は、電池が取り出せないようカバーを固定しましょう。
- 樹脂製の吸水ボールの誤飲により、腸閉塞などを起こすことがあります。
- 複数の磁石の誤飲は、磁石が腸壁を挟んでくっつき消化管穿孔(消化管に穴があくこと)や腸閉塞などを起こすおそれがあります。
これらの物は子どもの手の届かない、見えないところに保管しましょう。
食事中に食べ物で窒息
(0歳~6歳くらい)

- <注意ポイント>
- パン、カステラ、こんにゃく、キノコ類、海藻類、ゆで卵、肉などは、1cm大程度まで小さくして与えましょう。
- 球形の食品(プチトマト、ブドウなどの果物、飴、チーズ、うずらの卵など)は、吸い込みにより窒息の原因となります。4等分にして、ブドウなどの皮は除去してから与えましょう。
- いか、エビ、貝など噛みきりにくい食材は0、1歳児には与えないようにしましょう。気管・気管支に入りやすい豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには食べさせないようにしましょう。
- 食品を口に入れたまま遊んだり、話したり、寝転んだりさせないようにしましょう。また、泣いている子どもをあやそうとして、食品を食べさせるのはやめましょう。
おもちゃなど小さな物で窒息
(0歳~6歳くらい)

- <注意ポイント>
- 年上の子どものおもちゃには、小さな部品が含まれていることがあります。対象年齢になるまでは、子どもの手の届かない所に保管し、遊ばせないようにしましょう。
- おもちゃの購入時や利用時は、商品の対象年齢を必ず守りましょう。
担当:消費者安全課