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Vol.495 階段の上のベビーゲートは、正しく設置して使いましょう!

乳幼児が階段や台所などの危険性のある場所に移動できないように、ベビーゲートを設置することは、事故防止に有効です。
一方、商品選択や設置状況、使い方などによっては、機能が発揮できず、事故につながることがあります。消費者庁には、階段上に設置したベビーゲートに関する事故情報が、医療機関(※)から寄せられています。

「転落の音と泣き声で保護者が駆けつけると、子どもが2階から約10段下りた階段の途中に転落しており、顔面打撲を負った。階段の上に、立て掛けるタイプのベビーゲートを置いていたが、位置がずれており、子どもが動かした可能性。」(0歳9か月)

東京都がベビーゲート等の使用に関する安全性についてまとめた報告書によると、ベビーゲートの事故のうち、設置場所別では階段上が約7割を占めています。また、アンケート調査の結果、製造事業者等では認めていない階段上での「つっぱり式」や、「取り付けず据え置く」タイプを約8割が使用していることが分かりました。

階段上にベビーゲートを設置する際は、ねじ止め式や固定用カップを付けたつっぱり式を使用し、扉が階段側に開かないようにしましょう。
ベビーゲートを設置する前には適切な設置・固定方法について、必ず取扱説明書等で確認しましょう。

  • (※)消費者庁は(独)国民生活センターと共同で、平成22年12月より、医療機関(令和2年2月末時点で24機関が参画)から事故情報の提供を受けています(医療機関ネットワーク事業)。

(参考)

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担当:消費者安全課