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Vol.490 家電や家具が子どもに向かって倒れてけがをしないよう転倒防止対策を行いましょう!

重たくて子どもには動かせないと思っていた家電や家具でも、子どもがぶつかったり、ぶら下がったりした勢いで転倒することがあります。消費者庁には医療機関(※)から、固定していなかった家具等の転倒による子どもの事故情報が寄せられています。

「パジャマをとろうと木製のタンス(高さ160cm)の引き出しを開けようとしてタンスが倒れ下敷きになった。左顔面を打撲し、足と背中にすり傷を負った。」 (4歳)

「祖父母の家でオイルヒーターに両手を掛けてよじ上ろうとして、尻餅をついたところに、ヒーターが倒れてきた。額にぶつかり、傷を負い4針縫合。」(2歳)

「子どもが棚(高さ90cm)につかまり立ちをしていた。棚にはおもちゃや絵本が入っており、上に40インチのテレビが載っていた。保護者が目を離したすきに、棚とテレビが倒れて、子どもが仰向けの姿勢で下敷きになっていた。」 (1歳)

このほかにも、立てかけてあった座卓が倒れる、倒れてきた鏡が割れて大けがをする等の事例も見られました。

家電や家具は固定して使用するなど、不安定な状態で置いておかないようにしましょう。
また、家具を固定していないと、地震の際に避難の妨げになるだけでなく、転倒した家具でけがをしたり、火災の原因になることもあります。以下を参考にして転倒防止対策を実施しましょう。

  • テレビや電子レンジ等は取扱説明書に従いましょう。
  • タンス等はL字型金具で壁に固定する方法が最も効果的ですが、ポール式(突っぱり棒)にストッパー式の器具を併用すると効果が高まります。
  • キャスター付きの家具の固定も忘れずに行いましょう。
  • (※)消費者庁は(独)国民生活センターと共同で、平成22年12月より、医療機関(令和2年1月末時点で24機関が参画)から事故情報の提供を受けています(医療機関ネットワーク事業)。

(参考)

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担当:消費者安全課