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Vol.489 電気ケトル等の転倒によるやけど事故に注意!

電気ケトルや電気ポットは、手軽にお湯が沸かせるため、多くの家庭で日常的に利用されています。しかし、電気ケトル等は子どもの力でも簡単に転倒することがあり、こぼれたお湯でやけどを負うおそれがあります。消費者庁には医療機関(※)から、転倒した電気ケトル等のお湯で、子どもがやけどを負った事故の情報が寄せられています。

「保護者がキッチンで米を研いでいたところ、子どもがキッチンに入ってきて、高さ50cmの引き出すタイプの棚にあった電気ケトルを持ち上げて床に落としてしまい、こぼれたお湯で足にやけどを負った。」(1歳)

「食事の際、テーブルの上に湯を沸かしたばかりの電気ポットを置いていた。子どもはベルトをした状態でハイチェアに座っていた。保護者がキッチンで作業をしていると叫び声が聞こえたので見てみると、電気ポットが座っている子どもの方へ倒れていた。こぼれたお湯がかかり、腕や足などにやけどを負った。」(1歳)

  • 電気ケトル等は子どもの手の届かない場所で使用しましょう
    電気ケトルや電気ポットでお湯を沸かす時には、子どもが近づかないようにベビーゲートを利用するなどして、子どもの手の届かない場所で使用するようにしましょう。
    本体が手の届かない場所にあっても、電源コードが子どもの手の届く位置にあると、子どもがコードを引っ張って転倒することもあるので、電源コードの位置にも注意しましょう。
  • 「お湯漏れ防止機能」のある製品を利用しましょう
    万一、電気ケトル等が転倒しても、中のお湯がこぼれにくい構造になっている「お湯漏れ防止機能」がある製品を利用するようにしましょう。
    ただし、内蓋のパッキン等が劣化していると、「お湯漏れ防止機能」があってもお湯漏れのリスクが高まるので、年に1度は取扱説明書などを参考に異常がないかを点検し、必要な場合はパッキンや部品を交換するようにしましょう。
  • (※)消費者庁は(独)国民生活センターと共同で、平成22年12月より、医療機関(令和2年1月末時点で24機関が参画)から事故情報の提供を受けています(医療機関ネットワーク事業)。

(参考)

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担当:消費者安全課