Vol.487 もうすぐ節分です。豆やナッツ類の窒息や誤嚥に注意しましょう!
もうすぐ節分ですが、豆やナッツ類が、子どもにとってリスクのある食品であることを御存じでしょうか。消費者庁には医療機関(※1)から、豆やナッツ類の窒息や誤嚥による子どもの事故情報が寄せられています。
「1.5cm大の豆菓子を食べていたところ、喉に引っ掛かった様子で苦しがった。唇の色が悪くなり、窒息しそうになった。保護者が取り出そうと試みたところ、口腔内から少量の出血が見られた。」(1歳)
かみ砕く力や飲み込む力が十分ではなく、気道(※2)も狭い子どもが豆やナッツ類を食べると、気道に入って気管支炎や肺炎を起こしたり、窒息したりするおそれがあります。小さく砕いて食べさせた場合でも、破片が気道に入ると、体内の水分で膨張して詰まるおそれがあるため、豆やナッツ類は3歳頃までは食べさせないようにし、3歳より上の場合でも誤嚥しないように、食べることに集中させましょう。
- ※1消費者庁は独立行政法人国民生活センターと共同で、平成22年12月より、医療機関(令和元年12月末時点で24機関が参画)から事故情報の提供を受けています(医療機関ネットワーク事業)。
- ※2「気道」とは、呼吸に関与する空気の通り道のことで、気管や気管支、肺などが含まれます。
(参考)
消費者庁「豆やナッツ類は、3歳頃までは食べさせないようにしましょう!」 [PDF:267KB]
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担当:消費者安全課