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Vol.475 乳幼児突然死症候群(SIDS)に注意!

乳幼児突然死症候群(SIDS:Sudden Infant Death Syndrome)とは、窒息などの事故とは異なり、何の予兆や既往歴もない赤ちゃんが睡眠中に突然死に至る病気です。

世界各国で様々な調査研究が行われていますが、原因の解明には至っておらず、予防方法が確立していないのが現状です。

しかし、厚生労働省によると、これまでの研究などから、以下の3つのポイントを守ることにより、SIDS発症の危険性を低くすると言われています。

  • 1歳になるまで、あおむけに寝かせる。
  • できるだけ母乳で育てる。
  • たばこを吸わない。

SIDSは、うつぶせ、あおむけのどちらでも発症しますが、うつぶせに寝かせると発症の危険性が高くなるため、医学上の理由でうつぶせ寝を勧められている場合以外は、あおむけに寝かせましょう。

また、母乳で育てられている赤ちゃんの方が発症の危険性は低くなるので、できるだけ母乳育児にトライしましょう。

たばこは発症の大きな危険因子です。妊婦自身の喫煙はもちろんのこと、身近な人も危険性を理解し、妊婦や赤ちゃんのそばでの喫煙はやめましょう。

毎年11月は、SIDSの対策強化月間です。赤ちゃんをSIDSから守るため、お母さんやお父さんだけでなく、身近にいる人も、発症の危険性を低くする取組に協力しましょう。

(参考)

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担当:消費者安全課