文字サイズ
標準
メニュー

Vol.468 子どもが鍵を自分で閉めて、車内に閉じ込められる事故が発生!

子どもがリモコン式の車の鍵を持って離さない、という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。消費者庁には、車の中に子どもが閉じ込められた事例が医療機関(※)から寄せられています。

「祖父と買い物へ行ったところ、帰る際に子どもが車の鍵を持ったまま乗り込んで鍵を閉めてしまい、車内に閉じ込められた状態となった。車から外へ出るのに30分ほどかかり、熱中症になっていた。救急車に収容された時の体温は38.1度。」(1歳)

「子どもにリモコン式の車の鍵を持たせた状態で母親が先に車から出たところ、子どもが鍵を閉めてしまい車内に閉じ込められた。15分後に合鍵にて救出され搬送。」(1歳)

このほか、小さい子どもがチャイルドロックをかけている車に鍵を持って乗り込んでしまい、出られなくなり熱中症で死亡した事故が発生しています。チャイルドロックは子どもが突然車外に出てしまうことのないよう、子どもの乗車時には有用な機能ですが、小さい子どもでも、ボタン式のスライドドアであれば簡単に乗り込むことができ、鍵が閉まってしまうと出るのが困難になります。
車の鍵は保護者が必ず管理し、小さい子どもに持たせずに、子どもだけが車内に残る状況を作らないようにしましょう。

  • (※)消費者庁は国民生活センターと共同で、平成22年12月から、医療機関(令和元年8月末時点で24機関が参画)から事故情報の提供を受けています(医療機関ネットワーク事業)。

過去の関連メール

(参考)

担当:消費者安全課