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Vol.440 カプセル入りスポンジ玩具が幼児の体内に入る事故に注意!

カプセル入りスポンジ玩具(以下「この玩具」といいます。)は、健康食品や医薬品と同じようなカプセルの中にスポンジが圧縮されて入っていて、水やぬるま湯につけるとゼラチンでできたカプセルが溶けて、中の恐竜、果物、動物などの形をしたスポンジが出てくる玩具です。

消費者庁は、この玩具による次の事故を受けて、2019年2月15日に注意喚起を公表しました(協力:独立行政法人国民生活センター)。

「入浴中、保護者の知らない間にこの玩具が女児の腟(ちつ)に入り、不正出血などの不調が続いたものの医療機関で原因の特定に約4か月、摘出方法の検討などに更に約1か月かかり、全身麻酔でこの玩具を摘出した。」(4歳)

この玩具はレントゲンに写りにくく、腟内に入ったとの訴えがないと、原因の特定に時間がかかります。また、腟への侵入以外にも、乳幼児が飲み込んだ場合には窒息するおそれもあることから、事故が起きないように注意が必要です。

入浴時に子どもがこの玩具で遊ぶときは、腟や肛門から体内に入る可能性があるので、遊ぶ前後に保護者がカプセルの個数と出てきたスポンジの個数が同じであるか確認しましょう。また、保護者は乳幼児がこの玩具を口に入れないように、目の届くところで遊ばせ、保管にも注意しましょう。

(参考)
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担当:消費者安全課