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Vol.439 電気ポットによるやけどに注意!

2月14日に東京都生活文化局は、「子供に対する電気ポットの安全対策-東京都商品等安全対策協議会報告書-」を発表しました。子どもが電気ポットによる事故にあわないための情報が掲載されています。

消費者庁には、電気ポットを転倒させこぼれ出た熱湯や高温の蒸気に触れることによる子どものやけどに関する事故情報が、医療機関(※1)から寄せられています。

「キッチンの棚に置いていた電気ポットのコードを子どもが引っ張り、転倒した電気ポットからこぼれたお湯が足にかかった。足の指にII度(※2)のやけどを負った。」(1歳)

「電気ポットをキッチンの床に置いてお湯を沸かしていた。子どもが電気ポットの蒸気口から出ている蒸気を手で触ってしまい、指にII度のやけどを負った。ベビーゲートの設置はなかった。」(0歳)

電気ポットは子どもの手が届かないところに置くなど、生活環境を見直しましょう。自宅以外でも電気ポットが子どもの目に触れるところにあるときは、事故の危険性に注意しましょう。また、転倒しても熱湯がこぼれにくい、沸騰しても蒸気が出ないなど、安全に配慮された製品を選ぶことも有効な対策の一つです。ただし、このような製品でも内蓋パッキンの経年劣化により、転倒時のお湯漏れのリスクが高まります。年に1度は取扱説明書などを参考に異常がないか点検しましょう!

  • ※1消費者庁は国民生活センターと共同で、平成22年12月から、医療機関(平成31年1月時点で24機関が参画)から事故情報の提供を受けています(医療機関ネットワーク事業)。
  • ※2表皮より深い真皮までのやけどで、水ぶくれができるのが特徴です。
(参考)
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担当:消費者安全課