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Vol.430 毎年やけどが発生!冬季はストーブなどの暖房器具に注意!

ストーブやヒーターなどの暖房器具は、寒い季節に快適に暮らすために手放せないものですが、消費者庁には、これらの器具によるやけどの事故情報が、医療機関(※1)から寄せられています。

「突然泣き声が聞こえたので見ると、子どもがパネルヒーターの前面の網目に指を入れたまま泣いていた。保護者が手を引っ張ってもひっかかって30秒程度出せなかった。子どもはパネルヒーターの網に触るのが好きで、網自体はあまり熱くならないので普段から触れていたが、網の中のパネルにまで指を入れたのは初めてだった。右人差し指に深達性II度(※2)のやけど。」(1歳男児)

「保護者に抱かれてストーブに10分程度あたっていた。保護者が気付いたときには子どもの膝から下が真っ赤になっていた。I度(※3)のやけど。」(0歳女児)

子どもは好奇心が旺盛なため、身の回りにあるものに興味を示し、ヒーターの吹出口や網目などに指を入れたり、ストーブに触ったりします。また、暖房器具に直接触れていない場合でも、子どもは大人より皮膚が薄いため、短時間でも深いやけどになりやすく、注意が必要です。

このような子どもの特徴を踏まえ、暖房器具を安全柵で囲むなど、普段から子どもを近づけないように対策を行いましょう。

  • ※1消費者庁は国民生活センターと共同で、平成22年12月から、医療機関(平成30年10月時点で24機関が参画)から事故情報の提供を受けています(「医療機関ネットワーク」事業)。
  • ※2II度のやけどは、表皮より深い真皮までのやけどで、水ほう(水ぶくれ)ができるのが特徴で、やけどの深さにより浅達性(真皮浅層までのやけど)と深達性(真皮深層に及ぶやけど)があります。深達性II度のやけどは、やけどの跡が残ることが多くあります。
  • ※3表皮のみのやけど
(参考)
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担当:消費者安全課