文字サイズ
標準
メニュー

Vol.417 万が一のとき、とっさに行動できますか?9月9日は救急の日です!

消費者庁にはあめなどの食べ物や、おもちゃの部品、硬貨などを飲み、気道閉塞(※1)したという事故情報が医療機関(※2)から寄せられています。その中には応急手当を適切に行ったことで大事に至らなかった事例もみられます。

「子どもが5円玉をなめて遊んでいるところを姉が見つけ保護者に伝えた。保護者が様子を見に行くと息苦しそうにし、唇が青ざめていた。救急要請すると、背中をたたく方法(背部こう打法)を指示され、行ったところ、唾液と一緒に血のついた5円玉を吐き出した。その後救急搬送した。(0歳)」

のどに食べ物や異物が詰まって気道閉塞すると、僅かな時間で重篤化し、死亡することもあります。窒息が疑われるときは一刻も早い対応が必要です。子どもの成長段階によって応急手当の方法は異なりますので、万が一のときに備え、慌てず適切な行動ができるように対処方法を覚えておきましょう。

9月9日は「救急の日」、9月9日(日)~9月15日(土)は救急医療週間です。全国各地で救急医療に関するイベントや講習会が開催されます。お住まいの地域の実施予定を確認し、この機会に子どもの応急手当の方法などを学んでおきましょう。

  • (※1)食べ物又は異物により、気道が閉塞する(ふさがる)ことをいいます。
  • (※2)消費者庁は国民生活センターと共同で、平成22年12月から、医療機関(平成30年6月末時点で24機関が参画)から事故情報の提供を受けています(「医療機関ネットワーク」事業)。
(参考)
過去の関連メール

担当:消費者安全課