文字サイズ
標準
メニュー

刈払機(草刈機)の使用中の事故にご注意ください !

平成30年5月31日

夏場は、刈払機や草刈機(動力で高速回転する刃により草を刈り払う機器、以下「刈払機」といいます。)を使って家庭の庭木の手入れなどを行う機会が多くなります。
消費者庁には、刈払機を使用中に指を切断、骨折したなどの事故情報が計151件寄せられています(※1)。被害に遭われた方の約半数は60歳以上です。
刈払機はホームセンターやインターネットなどで個人でも簡単に購入することができ、手軽に使える便利な機器です。しかし、鋭利な刈刃がついており、使用中は高速で回転するため、慎重に取り扱わないと指や脚などの骨折や切断などといった取り返しのつかない重篤なケガにつながる危険性があります。
刈払機を使う際は特に以下の点に気を付けましょう。

  • (1)ヘルメット、保護メガネや防振手袋など、保護具を必ず装着し、事前に機器の点検を行ってから作業をしましょう。
  • (2)作業をする前に小石や枝、硬い異物などを除去し、半径15m以内に人がいないか確認して作業をしましょう。
  • (3)障害物や地面などにぶつかって起きる刈刃の跳ね(キックバック)に注意しましょう。
  • (4)刈刃に詰まった草や異物を取り除く際は、必ず機器を止めてから行いましょう。
  • (5)作業者の家族や周囲の方は、作業者が安全対策をきちんと行っているか一緒に確認し、作業中も作業者に変わったことがないかを常に意識するようにしましょう。
  • ※1:消費者庁発足(平成21年9月)以降、平成30年4月30日までに「事故情報データバンク」(※2)及び「医療機関ネットワーク事業」(※3)へ登録された情報。件数及び分類は、本件のために消費者庁が特別に精査したもの。
  • ※2:「事故情報データバンク」は、消費者庁が独立行政法人国民生活センターと連携し、関係機関より「事故情報」、「危険情報」を広く収集し、事故防止に役立てるためのデータ収集・提供システム(平成22年4月運用開始)。事実関係及び因果関係を確認されていない事例も含む。
  • ※3:「医療機関ネットワーク事業」とは、参画する医療機関から事故情報を収集し、再発防止に活かすことを目的とした消費者庁と独立行政法人国民生活センターとの共同事業(平成22年12月運用開始)。

消費者庁・独立行政法人国民生活センター共同の公表資料

関連情報

独立行政法人国民生活センター公表

農林水産省 パンフレット

日本農業機械工業会

担当:消費者安全課