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COLUMN10 エシカル消費に関するシンポジウム「エシカル・ラボinとっとり」を開催

エシカル消費に関するシンポジウム「エシカル・ラボinとっとり」を開催

消費者庁は、2017年10月に、鳥取県米子市で「エシカル・ラボinとっとり~あなたの消費が世界の未来を変える」を開催しました。「エシカル・ラボ」は過去にも2015年に東京ビッグサイトで、2016年に徳島を本会場とし東京会場と中継で結んで開催しています。

第1部では、俳優・気象予報士である石原良純氏と、一般社団法人日本エシカル推進協議会副会長の中原秀樹氏が、エシカル消費が注目を集めている背景について、「気候変動」を基軸に、ユーモアを交えながら対談を行いました。

第2部では、鳥取県内の大学生、生産者、事業者、行政職員の4名が登壇し、有機農業や「水福連携活動」など、エシカル消費に関連した鳥取ならではの取組を発表しました。

第3部では、公立鳥取環境大学の泉美智子准教授による身近な暮らしの中で実践できるエシカル消費の紹介と、泉ゼミの学生たちによる「エシカルファッションショー」を行いました。

その後、平井伸治鳥取県知事と来場者と共に、県内におけるエシカル消費の普及を願い、「エシカル宣言」を唱和しました。

最後は、2018年「エシカル・ラボ」開催予定地である秋田県へとバトンタッチを行うセレモニーで締めくくりました。

また、本シンポジウムでは、詩人の谷川俊太郎氏が創作した詩「お金名人」の披露を行いました。この詩はエシカル消費をテーマにしたもので、子供から大人まで、お金の使い方について考えるきっかけになってほしいとの願いが込められています。泉ゼミの学生たちは、この詩に覚えやすいメロディを組み合わせ、歌にした映像を発表しました。

会場には10歳代から70歳代まで300名近い来場者を迎え、大盛況に終わりました。参加者からは、「商品やサービスの正当な価値を認め、安いものを大量に求める考え方を改めたい」という声や「エシカルはとても前向きな考え方。全国に鳥取のような取組が広がっていけば」といった声が寄せられました。

エシカル・ラボinとっとり

エシカル・ラボinとっとりエシカル・ラボinとっとり

担当:参事官(調査研究・国際担当)