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COLUMN16 食品表示を活用して食生活の改善を

食品表示を活用して食生活の改善を

食生活は、主食、主菜、副菜を基本に食事のバランスをとることが大切です。主食、主菜、副菜がそろっていると、色々な栄養素をバランス良く摂取することにつながります。しかし、食品を見ただけでは、どのような栄養成分が、どのくらい含まれているのか分かりません。それを一目で分かるようにしたのが、栄養成分表示です。

消費者の日々の栄養及び食生活の管理による健康の増進に寄与することを目的に、2015年4月から施行された食品表示法に基づく新たな食品表示制度では、容器包装に入れられた加工食品及び添加物について、これまで事業者の任意で表示されていた栄養成分表示が義務化されました。これにより、全ての消費者向けの加工食品及び添加物には、熱量、たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウムの5項目が表示されることとなります。また、ナトリウムの量は、「食塩相当量」で表示されることとなりました。

消費者庁では、栄養成分表示を食生活の参考に活用する人を増やしていくために、事業者への栄養成分表示制度の普及啓発とともに、消費者への活用を促す取組を進めており、パンフレット「栄養成分表示を活用しよう」を作成・公表しました(2016年10月)。このパンフレットには、「自分に必要なエネルギー及び栄養素の目標量を計算してみましょう!」というワークシートを掲載しています(図表1)。ワークシートに自分の性別・年齢等に応じた値を記入することで、必要な1日当たりのエネルギーや栄養素量を計算することができます。自分に必要な栄養素量と食品の栄養成分表示の値を比較することで、適切な食品を選択することに活用でき、食生活の改善にもつながります。

一方で、2016年11月に消費者庁が実施した「消費者意識基本調査」によると、食品の容器包装に表示されている栄養成分表示を「見たことがある」と回答した人は90.6%と高いものの、見たことがある人のうち、栄養成分表示を「食生活の参考にする」と回答した人は54.9%にとどまっています(図表2)。消費者の日々の健康づくりに関わるため、消費者庁では制度の普及啓発とともに消費者への活用を促す取組を、引き続き進めていきます。

また、食品の機能性を表示できる保健機能食品には、特定保健用食品、栄養機能食品及び機能性表示食品の3つがあります。これらの食品の容器包装には、栄養成分表示とともに、「食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。」という文言が表示されています。まずは御自身の食生活を見直してみましょう。食品の容器包装には情報がたくさん詰まっていますので、手に取った際には、機能性の表示だけではなく表示をすみずみまで確認して、自分に必要な食品を選択してください。

【図表1】栄養成分表示を活用しよう
【図表1】栄養成分表示を活用しよう

栄養成分表示を活用しよう

【図表2】 栄養成分表示を見た経験の有無
【図表2】 栄養成分表示を見た経験の有無

担当:参事官(調査・物価等担当)