危険ドラッグに関する注意喚起等
1.森大臣(当時)からのメッセージ
危険ドラッグについては、その乱用者による深刻な事故等が多発したことから、平成26年7月18日に「危険ドラッグの乱用の根絶のための緊急対策」を取りまとめ、政府が一丸となって乱用の根絶に向けて取り組んでいます。
危険ドラッグの乱用は、自らの身体に悪影響を及ぼすばかりか、事故などにより他人を傷つけることもあり、絶対に許されるものではありません。政府としても強い危機感を持って、できることは全て行うという基本姿勢で乱用防止対策に取り組んでまいります。
国民の皆様には、このページも参考に、危険ドラッグは非常に危険な薬物であり、絶対に手を出してはならないことを御認識いただきたいと思っております。
2.政府の緊急対策
緊急対策の内容は、1危険ドラッグの実態把握の徹底とその危険性についての啓発強化、2指定薬物の迅速な指定と危険ドラッグに係る犯罪の取締りの徹底、3危険ドラッグの規制のあり方の見直しの3つを柱としています。
詳しくは、下記リンクを御覧ください。
- ※危険ドラッグの乱用の根絶のための緊急対策(平成26年7月18日 薬物乱用対策推進会議決定。平成26年8月7日一部改正。)
https://www8.cao.go.jp/souki/drug/pdf/know/kiken-drug.pdf
- ※「第四次薬物乱用防止五か年戦略」及び「危険ドラッグの乱用の根絶のための緊急対策」フォローアップ(平成30年8月3日 薬物乱用対策推進会議)
3.危険ドラッグとは
- (1)身体に悪影響を及ぼす非常に危険な薬物
脳を刺激して興奮させる作用、鎮める作用、幻覚を起こす作用などがあります。そのため「一度だけ」のつもりでも、再び同じ感覚を味わいたくなり、繰り返し薬物に手を出してしまうようになります。薬物によっては特有の禁断症状が現れるため、禁断症状の苦しさを解消するために、更に乱用を繰り返すことになります。
- (2)合法と称して販売する商品の中に麻薬などが含まれていた例も
危険ドラッグは、繁華街やインターネットなどで「合法」であると称して販売されていることがあり、軽い気持ちで手を出す人が少なくありません。覚醒剤や麻薬などの規制薬物よりも危険な物質が含まれていることもあり、大変危険な薬物です。また、規制されていないから大丈夫と思うのは間違いで、一度の使用で死んでしまうこともあり、とても危険です。絶対に使用しないでください。
- (3)所持しているだけで犯罪に
薬事法改正に伴い、平成26年4月1日より指定薬物の輸入、製造、販売若しくは授与目的での貯蔵又は陳列の禁止に加え、所持、使用、購入、譲受けについても禁止されています。
脱法ドラッグ、合法ハーブ等と称して販売されているものに指定薬物が含まれることがあります。指定薬物を含む危険ドラッグを所持、使用する等して薬事法に違反した場合は、3年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金又はどちらの罰も科されます。
4.薬物問題相談窓口
次のページにおいて、相談窓口を紹介しています。
5.リンク
- 各種運動・月間等における薬物乱用防止に係る広報啓発活動の充実強化について(平成30年5月1日)〔PDF:144KB〕
- 特定商取引法違反の通信販売事業者に対する指示処分について(平成27年3月24日)[PDF:82KB]
- 卒業・進学・新入学等の時期における危険ドラッグ等の薬物乱用に係る広報啓発の強化及び青少年の再乱用防止対策の充実強化について(平成27年2月6日)[PDF:140KB]
- 消費者庁取引対策課『特定商取引法に違反しているおそれのある「危険ドラッグ」の通信販売サイトの公表について(平成26年12月22日)』[PDF:301KB]
- 消費者庁取引対策課『危険ドラッグの通信販売サイトに対する特定商取引法に基づく集中的な取締りについて(平成26年9月8日)』[PDF:220KB]
- 消費者庁取引対策課『特定商取引法に違反しているおそれのあるいわゆる「脱法ドラッグ」の通信販売サイトの公表について(平成25年4月10日)』[PDF:76KB]
- 消費者庁取引対策課『いわゆる脱法ドラッグの通信販売サイトに対する特定商取引法に基づく集中的な取締りについて(平成25年2月20日)』[PDF:126KB]
- 政府広報オンライン『大麻は違法です。~薬物乱用は、ダメ。ゼッタイ。』
大麻を始めとした違法薬物の危険性と乱用防止に向けた相談窓口の情報を得ることができます。
- 政府インターネットテレビ『危険ドラッグにはゼッタイにかかわらない あまいことばにダマされないで』
- 政府インターネットテレビ『徳光・木佐の知りたいニッポン!~1回でもダメ! 若者の心と体を壊す薬物乱用』
- 内閣府『青少年の薬物乱用を防止するための取組み』
薬物乱用は、薬物を乱用した本人だけの問題ではなく、家族を含めた多くの人々の人生を不幸にしています。内閣府では、青少年の薬物乱用防止のための広報啓発活動に取り組んでいます。
- 厚生労働省『薬物乱用対策』
薬物乱用は、薬物を乱用した本人だけの問題ではなく、家族を含めた多くの人々の人生を不幸にしています。政府は、青少年に対する予防教育、薬物依存者の社会復帰支援、密売組織の徹底した取締り、密輸入防止に向けた水際対策、国際的な連携・協力の推進などに取り組んでいます
- 警察庁『薬物銃器対策』
危険ドラッグに係る検挙状況や薬物乱用防止資料(パンフレット)等を公開しています。
- 厚生労働省『薬物乱用防止に関する情報』
薬事法の規定に基づく指定薬物の指定状況、相談窓口、啓発訪問事業等に関する情報を得ることができます。
- あやしいヤクブツ連絡ネット
個人輸入、指定薬物等を含む危険ドラッグに関連する情報の通報、健康被害に関する相談等を受け付けています。
- 公益財団法人 麻薬・覚せい剤乱用防止センター『ダメ、ゼッタイ』
麻薬・覚せい剤等の乱用に伴う危害に関する知識の普及・啓発活動などを行っています。
担当:消費者政策課