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宮腰内閣府特命担当大臣記者会見要旨(平成31年2月1日(金))

日時:平成31年2月1日(金)9:39~9:44  於:官邸3階エントランスホール

1.発言要旨

私の方から1点御報告があります。
沖縄担当大臣として御報告いたします。明日2日から3日にかけまして、沖縄を訪問いたします。就任後5回目となる今回は、北大東島及び南大東島を訪れまして、南大東漁港(北大東地区)の開港式に出席いたしますほか、さとうきび圃場や水利施設、製糖工場、植物コンテナ工場など、地場産業の現場等を視察する予定です。

1.質疑応答

日本テレビの後閑です。
今日から2月に入りまして、北方領土返還運動の全国強調月間に入るわけですけれども、北方対策の担当大臣として、今月どのように取り組まれていくのでしょうか。

本日から北方領土返還運動全国強調月間が始まりました。この月間は、北方領土問題の解決を目指し、この問題に対する国民の関心と理解を深めるために設けられているものであり、期間中、全国各地で北方領土に関連する集会、講演会、キャラバン、パネル展など、多彩な啓発イベントが行われる予定であります。
北方領土問題の解決のためには、一人でも多くの国民に、この問題に対する理解と関心を持っていただき、国民世論を盛り上げ、外交交渉を後押しすることが重要です。
内閣府といたしましては、若い世代を始めとする国民各層に、北方領土問題への理解と関心をより一層持っていただけるよう、SNSを利用した情報発信の強化、ホームページを活用した情報提供の充実等に取り組んでまいります。
期間中、国民の皆様方には、是非、地域のイベントに足を運んでいただき、北方領土問題に対する理解を深める契機としていただければ幸いに思います。

北海道新聞(水野記者)です。
2月7日、「北方領土の日」には、根室でも住民集会が行われますけども、進展する日露交渉に配慮して、「返せ!北方領土」という文言を使わないと、「平和条約締結を後押しを」というような文言に変えるということですけど、大臣として受け止めと、東京でも大会をやられると思いますけども、そこで何か変更する点があれば教えてください。

御指摘の大会は、私も一度、北方議連の事務局長として出席をしたことがあります。根室管内の住民の大会として開催されるものでありまして、鉢巻きの文言等も主催者側の判断によるものであることから、政府としてコメントすることは差し控えたいと思います。
その上で、あえて申し上げれば、安倍総理の強いリーダーシップの下、平和条約交渉が重要な局面にある中、日露間の外交交渉を後押ししたいという地元の方々の思いが表れたものではないかと考えております。
また、2月7日、「北方領土の日」の全国大会につきましては、北方領土返還運動に長年携わってこられた青年団体、婦人団体、労働団体等からなる北方領土返還要求運動連絡協議会(北連協)、それから地方六団体及び内閣府の三者で構成する実行委員会方式で主催しておりますが、あくまでも民間主導で行ってきておりまして、政府はその自主性を最大限尊重するという方針で行ってきております。
今回、特に大会の内容について変更するという話は聞いておらず、例年どおり実施されるものと考えております。

大臣、北方領土の関係でもう一つお伺いさせてください。
昨年行われた航空機による北方墓参で、衛星携帯が没収されるという事態が起きました。それに対してロシア側は妥当な判断だというふうに、日本も外交ルートで抗議しましたけども、主催団体の大臣として御所感があればよろしくお願いします。

この点については、私は直接の所管ではありませんが、外務省の方で外交チャネルを通じて抗議をしているものと承知いたしております。
なお、今年からは、ビザなし交流船舶えとぴりか号で、Wi-Fiの設備を設置をして、船内においていろいろな情報発信もできるとさせていただきたいと、そのための準備をやっているということであります。

今年も航空墓参、前回のプーチン大統領と安倍総理の会談で、航空墓参を夏にやることが決まりましたけれども、今年の墓参で衛星携帯について、何か変更あるような点、ありますでしょうか。

その点については、まだ聞いておりません。