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宮腰元内閣府特命担当大臣記者会見要旨
(2019年6月4日(火) 9:32~9:41 於:官邸3階エントランスホール)

発言要旨

今朝は私の方から3点、御報告があります。
本日、閣議に出席した全閣僚に、沖縄の「かりゆしウェア」を着用していただきました。評判も上々であったように感じました。
かりゆし閣議というのは今回で12回目になります。私は先日、5月20日の贈呈式で玉城知事から頂いた、この「パーントゥ」をモチーフにした「かりゆしウェア」を着て閣議に臨みました。
御存知のとおり、宮古島の「パーントゥ」は昨年11月、ユネスコの無形文化遺産に登録されました。これをちょっと見てください。これが「パーントゥ」のお面です。今日は総理にもこのかりゆしをお見せして、どうですかというふうに申し上げました。
この柄は、内閣府が運営するインターネットサイト「OKINAWA41」で実施いたしました、「『かりゆしウェア』デザインコンテスト」において、全87作品の中から最優秀に選ばれたものであります。
沖縄では近年、官民を問わず広く「かりゆしウェア」の着用が進んでおります。沖縄以外での普及に向け、本日の取組がその一助になることを期待いたしております。
「かりゆしウェア」は九州・沖縄サミットにおいて、世界の首脳が集まったときに、その首脳の皆さんに着ていただいたということから本土での普及が始まったということでありまして、是非これからも更に普及していくように取り組んでまいりたいと考えております。
2点目でありますが、行政改革担当大臣として御報告を致します。
「行政事業レビュー」の一環として、各府省が外部有識者を入れて公開の場で自らの事業の点検を行う、いわゆる「公開プロセス」が6月6日から28日まで実施されます。
本日の閣僚懇談会において、私から各閣僚に対しまして、公開プロセスを通じて深く各事業の在り方の再検討を行い、その効果的・効率的な実施に向けた改善及び見直しを推進していただくよう申し上げました。
今年度取り上げる事業は、配付資料のとおりであります。未来投資戦略など政府の重要政策として位置付けられている分野からも、例えば、官民の研究開発投資拡大プログラムや、訪日観光客の消費額の増加に向けた新たな観光コンテンツの創出を支援する事業などを取り上げ、外部有識者の視点から政策の磨き上げに取り組むことにいたしております。
各府省において、インターネット生中継も実施されますので、是非国民の皆様方に御覧いただきたいと思います。詳細につきましては、行政改革推進本部事務局にお問合せください。
3点目であります。北方対策担当大臣として御報告いたします。
昨年度、初めて実施し、御好評いただきました、学校の先生方を対象にした「北方領土隣接地域への修学旅行誘致促進のための下見ツアー」の募集を、本日より開始いたします。
お手元の資料のとおり、今年度の下見ツアーは夏休み期間中の7月下旬から8月に掛けて、計6回実施することを予定いたしておりまして、昨年度に比べまして回数、定員の合計、出発地が拡充されます。
内閣府として、多くの先生方にツアーに参加していただき、その結果、多くの学校・修学旅行生が隣接地域を訪れることにより、若い世代の北方領土に対する理解や関心の高まりにつながることを期待いたしております。報道機関の皆様におかれましても、是非、積極的にPRに御協力をいただきたいと考えております。詳細は、内閣府北方対策本部までお問合せください。

質疑応答

代表のテレビ東京(橋本記者)です。
先程、大臣からも冒頭ありましたけれども、本日かりゆし閣議で、閣議の雰囲気は如何だったかということと、先日贈呈式で頂いたかりゆしを着用されていますけど、改めてその着心地についてお願いします。

6月の最初の閣議がかりゆし閣議ということになっておりまして、皆様それぞれ装いを凝らして選んできておいでになりました。
総理あるいは官房長官と沖縄担当大臣である私は、先月、玉城知事から贈呈いただいたかりゆしを着てきたわけでありますが、そのほかでは例えば八重山ミンサーがあり、それから、紅一点の片山大臣もなかなか素敵なピンク色の女性用のかりゆしを着ておいでになりました。まあ、かりゆしの話題で持ち切りだったと。中には、わざわざデパートに出掛けていって買ってきたと、こういう方がおいでになりました。
これから6月に入って、本格的な夏に入るということでありますので、できるだけ多くの閣僚の皆様、あるいは国会議員の先生方にかりゆしを国会でも着用していただくようにお願いをしたいと思います。

琉球新報の知念ですが、沖縄都市モノレールの3両化について伺います。
先日の大臣の会見で、8割の補助について表明がありましたが、その後の報道で、モノレール社が3両化の時期を2022年に前倒すというような報道が出ていますが、それについて大臣としての受け止めをお願いします。
また、関連して、3両化に向けてはモノレール社の債務超過の課題も挙げられていますが、関係機関に対してどのような対応を望まれるのか、併せてお願いします。

先般、「3両化導入加速化措置」が取りまとめられたことを受けまして、今後、モノレール会社を中心に、関係者において、具体的なスケジュールの検討が早急に行われるものと考えております。現時点で2022年度の導入が決定したとは承知いたしておりません。
また、先般の加速化措置では、できる限り早期に3両化を導入することを目的といたしておりまして、ハード交付金、効果促進事業の補助率を80%に引き上げることにより、沖縄県・那覇市・浦添市の負担軽減を活用して、モノレール会社が必要な資金を調達することができる環境整備を図るため、デット・エクイティ・スワップ(DES)、または出資を実施するよう求めております。
今後、モノレール会社を中心に、関係者において所要額などの具体的な検討が行われるものと考えておりますが、国の財政上の特段の支援が行われる趣旨を十分踏まえて、一日も早い3両化の導入に向けて最大限の努力をしていただきたいと考えております。

(NHK地曳記者)大臣、かりゆしの着心地をもう一言お願いします。

この「パーントゥ」をモチーフにしたかりゆしは、かりゆしコンテストのときに着用されたモデルさんのほかに、この1着しかない。つまり、この世に今のところ2着しかないうちの1着でありまして、なかなか面白い模様となっています。私は20着ほどかりゆしを持っておりますけれども、いろいろな題材をモチーフにした、いろいろな面白いデザインのかりゆしが出てくることを期待をしたいと思います。
やはり夏はこれに限ると私はいつも思っております。