福井内閣府特命担当大臣記者会見要旨（平成30年7月6日（金））

1．発言要旨

冒頭1点ございます。
「沖縄子供の貧困緊急対策事業」に関するアンケート結果の公表についてでございます。
平成29年度における「沖縄子供の貧困緊急対策事業」につきまして、事業を利用した子供や保護者にアンケートを行い、その結果が取りまとめられました。アンケート結果からは、居場所を利用した多くの子供が来て良かったと思っていることや、来る前と比べて自分に自信があると思っている子供が増えたことが分かりました。また、支援を受けた多くの保護者の方々が支援員と会うようになって良かったと思っていることが分かりました。さらに、総合考察におきましては、居場所は子供の貧困対策として一定の効果が認められるということ、また、保護者は支援員から支援を受けたことで支えられたと感じていることなどがまとめられております。アンケートの調査結果の詳細は、沖縄振興局にお問合せいただきたいと思います。

2．質疑応答

問 朝日新聞の黒石です。
オウム真理教の麻原死刑囚らの死刑が執行されたんですけども、閣僚の一人としての受け止めをお願いします。

答

先ほどからテレビを見ておりますけれども、法務大臣の所管でございますので、私の方からはコメントは差し控えさせていただきたいと存じます。

問 東京新聞の村上です。
沖縄の知事選に向けた動きでお伺いいたします。自民党沖縄県連などでつくる候補者選考委員会が、昨日、知事選に宜野湾市の佐喜眞市長を擁立することを決めました。大臣は、沖縄訪問された際に佐喜眞市長にも会われて、早期の普天間基地返還の要請などを受けてらっしゃいますけど、こうした知事選に向けた動きへの受け止めをお願いいたします。

答

今おっしゃったような事実関係につきましては承知しております。11月に予定される知事選に関しましては、今後も様々な動きがあると存じておりますけれども、そのプロセスにつきまして、沖縄担当大臣としての立場でコメントすることは差し控えさせていただきたいと思います。

問 ＮＨＫの佐久間です。
話題戻ってオウム真理教の麻原死刑囚なんですけれども、コメントできないということでしたけれども、オウム真理教が起こした数々の事件は、平成という時代に大きく傷跡を残す、国家に対するテロという意味でも非常に大きなことだったと思います。大臣も国会議員としてそれを見続けてきたとは思うんですけれども、それについてどのように受け止めているか教えてください。

答

本日は大臣としての記者会見でございますので、その社会情勢についての評論的なコメントは差し控えさせていただきたいと思います。
先ほどの御質問でもございましたが、法務大臣所管でございますので、後に会見が予定されてると承知をさせていただいております。法務大臣の方に聞いていただければと思います。

問 琉球新報の知念です。
沖縄、今、全国的に大雨の影響が出てますが、沖縄では台風7号の影響で今帰仁城跡の城壁が一部崩れたりだとか、久米島の方でも大雨が降ったり、今日の新聞でも先島の方でも大雨が出たりっていうのが出てるんですが、そういった状況を踏まえて国としての復旧に向けた支援策とかというのが、今後検討されてることがあれば教えていただければと思います。

答

先般の台風7号の被害につきましては、引き続き情報収集中ではありますけれども、県内では5名の方が負傷されました。そして農林水産業の被害総額は約5，000万円と見込まれております。久米島町におきましては、土砂崩れによって県道が通行止めになるなどの被害が発生したと承知をさせていただいております。また、台風8号が週明けに沖縄に接近するとの予報もございますので、皆さんにも厳重に御注意いただきたいとともに、国としての対応の有無も含めまして、引き続き現地の状況を注視してまいりたいと存じております。
いずれにしましても、就任直後の記者会見で申し上げましたように国土強靭化、2011年の10月から国民運動として実施している立場からいいますと、まだまだ日本国土、脆弱でございます。どうぞ御注意していただいて、避難すべきときは避難していただきたいと思っております。