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福井内閣府特命担当大臣記者会見要旨(平成30年7月3日(火))

日時:平成30年7月3日(火)10:10~10:17  於:中央合同庁舎第8号館1階S103記者会見室

1.質疑応答

東京新聞、村上です。
台風7号の影響の件でお伺いしたいと思います。台風7号の接近で沖縄県で1日に予定されていた2018年の前期の保育士試験の実技試験が中止となりました。現在、再試験は検討していないということだそうなんですけども、沖縄では保育士不足も課題となっています。大臣として、もし今回の事案の何かお考えでしたりとか受け止めありましたらお願いできますでしょうか。

7月3日時点で手前どもで沖縄県に確認させていただきましたところ、再試験の実施について検討するよう、試験を運営する全国保育士養成協議会に対して県が要請しているとのことでございます。いずれにしても保育士試験の実施主体は県でございますので、私の立場で具体的なコメントは差し控えさせていただきたいと思いますけれども、沖縄県において保育士の確保に支障が生じませんよう県の動向を注視してまいりたいと存じております。沖縄県だけ台風の影響で前期の試験ができなかったこと、あるいは沖縄県全体で保育士が不足しているということを県の課題として認識されているということについては承知しておりますので、私の方としても県の動向を注視してまいりたいと思っております。

(毎日新聞・川辺記者)領土・主権展示館について伺います。昨日、初めての企画展が始まったということですが、一方で2020年3月までに市政会館の耐震工事のために移転しなければならないということで伺っています。その際に施設の拡張を予定しているとも聞いていますが、今後の展示館の在り方について、今のお考えをお聞かせください。

今おっしゃいましたように、領土・主権展示館は入居先の耐震工事のために平成31年度末までに移転しなければなりません。一方、展示館は様々な課題を抱えており、移転する際には、主として3点ございまして、交通アクセスが便利で人が集まりやすい場所であることがまず1点。そして2点目として、国会見学などのついでに立ち寄れる場所でもあるということ。3点目にジオラマやシアターなど、今ちょっとしかない北方領土に関する展示などを充実させるのに十分な広さであることが不可欠であると認識させていただいております。また、賃料などのコストを抑えて安定的に運営していくため、例えば現在開発中の四谷駅前の再開発事業における国の取得部分など、国が保有する庁舎・施設等へ展示館を大幅に拡張して移転できるよう財務当局へ要望しているところでございます。
いずれにしても領土・主権展示館の移転先を確実に確保すべく、財務当局としっかり交渉を行ってまいりたいというのが現在のところでございます。そして、2年後に予定されている移転を機に展示館を拡張させて、展示館の内容について一層充実を図りたいと考えているところでございます。

琉球新報、知念です。
先週29日にアメリカのマティス長官が来られた際に、うるま市の方であった米軍属婦女暴行事件についての補償が発表されましたが、これについて大臣の受け止めを伺えればと思います。

今般、今おっしゃいましたように、本件事件に関しまして米国政府は支払を行うことといたしました。また、米国政府に加えて日本政府からも支払を行うことは承知をさせていただいております。私の方としては、今般の決定により早急な解決が図られることを期待しているというのがコメントでございます。
いずれにしても、御遺族始め関係者の皆さんの今までの御努力に敬意を表させていただきたいと思います。

沖縄タイムスの上地です。
今の質問に関連してなんですけれども、大臣、「関係者の努力に敬意」というふうにおっしゃっていましたが、今回、地位協定の改定という点には至らずに、地位協定に基づかず特別な配慮ということで合意なされたということなんですけれども、その点についてはどのようにお考えなんでしょうか。

そういったことも含めて関係者が御努力されたと私としては受け止めているので、御努力に敬意を表させていただいたわけでございます。今、おっしゃってくださいましたので、米国政府としては日米地位協定には基づきませんけれども、自発的かつ人道的な支払を行うこととされました。
一方、日本国政府としては防衛省からSACO見舞金制度を活用して判決額と米国政府の支払額の差額について支払うということで、日米の協力、そして御遺族の御協力、全ての関係者の御協力があった上での今現在があると認識させていただいておりますので、先ほど申し上げました御遺族並びに関係者の御努力に敬意を表させていただきたいと申し上げた次第でございます。

共同(通信)の阪口です。
昨日ワールドカップがありまして、日本、ああいった形で逆転負けということでしたけれども、事前の前評判を覆すような形でこうやって活躍があったと思うんですが、感想を頂ければと思いまして御質問させていただきます。

前回も申し上げましたけど、杉山・釜本時代からの大サッカーファンで、中高大は実際にサッカーで遊んでいたわけですけれども、そういう意味でいくと、本当に日本のサッカーは進化、進歩したと実感させていただきました。強い精神力を持って、そして強いマネジメント力を持ってやっていただいて、本当に感動いたしました。感謝したいと思います。
この上は、次回は無理かもしれないけど、その次、あるいはその次に世界一を目指すということを日本サッカー協会にも、そしてアスリートの皆さんも是非心を一つにしてやっていただきたいと思います。そうすると必要なのはスーパーアスリートです。得点を入れるメッシみたいなアスリートと、それから世界のナショナルチームを率いてもらいたいと要請が来るような日本人のスーパー監督、スーパーアスリートを養成して世界一を目指すという経営をしていただきたいと思います。このスーパー経営者というのは、正に日本社会が今、渇望しているところ、足らないところですので、サッカー界でも同じ認識で是非世界一を目指してもらいたいという感想です。