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Vol.434 お風呂で溺れる事故に注意!

家族が一緒にお風呂に入る時間は、大切なコミュニケーションの機会ですが、大人と一緒に入っていても子どもが溺れる危険があります。消費者庁には、子どもがお風呂で溺れたという事故情報が、医療機関(※)から寄せられています。

「保護者と4歳の兄と3人で入浴。保護者は洗い場で兄を洗っていた。普段はその間、下の子を洗い場の椅子に座らせているが、つかまり立ちが安定してきたことと、寒かったこともあり、浴槽内でつかまり立ちをさせていた。保護者が一瞬目を離し気付いた時には、湯の中で口を開けたままあお向けになっていた。すぐに抱き上げたところ大量の水を吐き出し、呼吸はすぐにできた。」(0歳)

「保護者と兄弟が一緒に入浴しようとしていた。下の子が先に浴槽に入ってしまい数秒溺れた。おそらく浴槽内のおもちゃを取ろうとしていたと思われる。体を逆さにして吐かせようとしたところ4回嘔吐した。夕食は普通に摂れたが、体温が39.8℃あり、救急受診。」(1歳)

保護者が、自分の体や他の子どもを洗っているときなど、子どもを浴槽に入れたままにしないようにしましょう。また、少ない湯量でも溺れることがあります。入浴中は油断せず、少しの間でも子どもから目を離さないようにすることが大切です。

  • (※)消費者庁は国民生活センターと共同で、平成22年12月から、医療機関(平成30年10月時点で24機関が参画)から事故情報の提供を受けています(「医療機関ネットワーク」事業)。
(参考)
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担当:消費者安全課