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Vol.418 抱っこひもからの転落に気を付けましょう!

消費者庁には、赤ちゃんが抱っこひもから転落したという事故情報が医療機関(※)から寄せられています。

「母親が抱っこひもを使って抱っこからおんぶに変えようとしたところ、背中から約1m下の畳の床に転落。急性硬膜下血腫・頭蓋骨骨折で入院」(0歳)

「父親が泣いている赤ちゃんをあやし、寝かせようと部屋を暗くした状態にして抱っこひもで抱いていたが、抱っこひもが外れ転落。頭蓋骨骨折等で入院」(0歳)

月齢の低い赤ちゃんは、体の割に頭が重くて頭部から転落するケースが多く、転落すると重症事故につながるおそれがあるため大変危険です。抱っこひもでおんぶや抱っこをするときや、降ろすときは、低い姿勢で行い、使用時には、バックル(ベルトの留め具)類の留め忘れやベルトの緩みがないか、子どもの位置は適切かなど、取扱説明書をよく読んで正しく使用しましょう。

消費者庁が徳島県で実施した平成29年度の調査では、「抱っこひも使用時の転落による事故がお子さんに起こるかもしれないと気にしていた」と回答した0歳児の母親は52.9%、父親は31.7%でした。また、「抱っこひもから転落しないよう、かがむときには手で押さえることを行っている」と回答した0歳児の母親は86.5%、父親は63.1%でした。抱っこひもを使用するときには、子どもが転落するおそれがあることをしっかり意識し、対策しましょう。

  • (※)消費者庁は国民生活センターと共同で、平成22年12月から、医療機関(平成30年6月時点で24機関が参画)から事故情報の提供を受けています(「医療機関ネットワーク」事業)。
(参考)
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担当:消費者安全課