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Vol.383 磁石の誤飲に注意!

玩具や文具、磁気バンソウコウ等の製品に付いている小さな磁石(マグネット)を子どもが誤飲する事故が起きています。複数の磁石を飲み込んでしまうと、それらが腸壁を挟んで接着されて、腸に穴が開いたり、腸閉塞になったりするなど重症化するおそれがあります。

「缶についている磁石を誤飲し受診。レントゲンで、胃内に2個の磁石を認め、全身麻酔での内視鏡除去術のため入院。」(2歳)(※1)

「親が目を離した隙に、子どもが磁気バンソウコウの製品の袋を破りバンソウコウから磁石を剥がしたようで、磁石が6個なくなっていることに気付いた。X線検査にて上部小腸に6個連なった磁石を認めた。」(1歳)(※2)

子どもの口に入る大きさの磁石が付いた玩具や文具、磁気バンソウコウ等の製品は、子どもの手の届かない場所に置きましょう。冷蔵庫等に付けている磁石の製品が無くなったり、落ちそうになったりしていないかなど、室内の状況を定期的に確認しましょう。もし、磁石を誤飲した場合には、速やかに医療機関を受診しましょう。

(※1)医療機関ネットワーク事業による事故情報:消費者庁は独立行政法人国民生活センターと共同で、医療機関(平成29年10月時点で23機関が参画)から事故情報の提供を受けています(平成22年12月運用開始)。

(※2)公益社団法人日本小児科学会 Injury Alert(傷害速報)No.57「複数個の磁石の誤飲」を基に記載内容を編集しています。

(参考)

担当:消費者安全課