第1部 第2章 第2節 子どもの事故状況|概要
第1部 消費者問題の動向と消費者意識・行動
第2章 特集 子どもの事故防止に向けて
第2節 子どもの事故状況
1歳が日常生活の事故で最も救急搬送されている
- 東京消防庁の管内では、日常生活事故による人口当たり救急搬送人員数は、子どもと高齢者が多い。
- 中でも、「1歳」が232.5人/万人で最も多い。
事故種別では、「ころぶ」と「落ちる」の割合が大きい
- 子どもの日常生活事故による救急搬送人員数を事故種別にみると、各年齢を通じて「ころぶ」と「落ちる」の割合が高い。
- 「0歳」では、人やベッドから「落ちる」(31.2%)に続き、「ものがつまる等」が26.1%で2番目に多い。
0歳では人やベッドからの転落、年齢が高くなると建物からの転落が死因
- 「転倒・転落」の死因内訳は、「0歳」では、人からの転落や同一平面上での転倒が多い。ベッドからの転落も18.2%。
- 3歳以上は、建物又は建造物からの転落が6割以上。
浴槽でおぼれる事故が多い
- 救急搬送データによると、「おぼれる」事故のうち、0歳から2歳までの各年齢とも、9割以上が「浴槽」で発生。
- 3歳以上では「河川」での事故が増え、「7-14歳」では37.9%を占める。
子どもの事故が起こる様子についての啓発
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【図表】ベランダ1000プロジェクト
(NPO法人セーフキッズジャパン)
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【図表】教えて!ドクタープロジェクト
「子どもは静かに溺れます!」
(佐久医師会、佐久市)
【図表】大人用ベッドからの転落事故のイメージ画像
【図表】子どもを事故から守る.事故防止ハンドブック
未就学児に予期せず起こりやすい事故とその予防法、対処法のポイントをまとめたもの。
消費者庁ウェブサイトからのダウンロードが可能。
担当:参事官(調査研究・国際担当)