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COLUMN3 高齢者のインターネット利用と「人付き合い」

高齢者のインターネット利用と「人付き合い」

65歳以上の高齢者のインターネット利用状況をみると、普段の意識や行動が「社交的だ」に「当てはまる」と思う人は、「当てはまらない」と思う人に比べて、パソコンやスマートフォン等でインターネットを使っている割合が 大きくなっています(図表1)。

同様に、インターネットで「友人・知人とメールやSNSで連絡を取り合う」ことについて、利用頻度をみると、「社交的だ」に「当てはまる」と思う人は、「当てはまらない」と思う人に比べて、行っている頻度が高くなっています(図表2)。

自分は社交的だと感じている活動的な高齢者は、普段の生活や人との付き合いにインターネットを積極的に活用している様子がうかがえます。その反面、高齢者の消費生活相談の上位はインターネットに関連した相談で占められています(第1部第1章第3節(1)参照。)。インターネットが生活に欠かせないものとなるにつれて、今後もトラブルが増加すると予想されるため、高齢者に向けた、トラブルの未然防止のための啓発や注意喚起が一層必要になると考えられます。

【図表1】 65歳以上のインターネット利用状況:「社交的だ」の意識別

【図表2】 65歳以上のメールやSNSの利用頻度:「社交的だ」の意識別

担当:参事官(調査研究・国際担当)