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第1部 第3章 第4節 真に豊かな暮らしの実現と若者|概要

第1部 消費者意識・行動と消費者問題の動向
第3章 【特集】若者の消費
第4節 真に豊かな暮らしの実現と若者

真に豊かな暮らしの実現に向けて、若者の参画が不可欠

  • 現代の若者は、長期にわたる低成長、雇用の不安定化する中で育った。このため、将来不安が強く、調査の結果、消費行動が堅実、慎重となっている傾向がみられた。
  • 幼いころから、若者は、インターネット等を利用する環境で育ち、IT技術を利用したコミュニケーションにたけている。SNS等の情報が若者の消費行動に影響。
    【時間配分】携帯電話・スマートフォン等は生活に不可欠。1日に3時間以上利用する者多数。
    【情報収集】インターネットからの情報収集を多用。SNSや購入レビュー等から消費行動も。
    【情報発信】身の回りの出来事を自らSNS等に情報発信。情報発信のために行動することも。
  • 若者を対象とした、消費者としての自立支援(消費者教育等)の取組の効果を高めるためには、
    1若者のニーズ・興味に合うこと
    2若者自身の主体的な関与・参画(アクティブ・ラーニング)
    が有効と考えられる。
    特に、若者の参画が重要。
    ●若者からの発信は、同世代や少し年齢の低い世代に伝わりやすい。
    ●若者自身の学びも深くなり、担い手としての成長が期待できる。
    ●映像・画像等で伝えることは、年齢の高い層より得意。
  • 真に豊かな暮らしの実現に向けては、時代の変化を先取りしている若者の行動を把握するとともに、IoT、人工知能(AI)等の革新技術に対応した商品・サービスを活用し、普及させる消費者として、若者自身が積極的に参画することが不可欠。

担当:参事官(調査研究・国際担当)