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第1部 第2章 第2節 消費者意識・行動の状況|概要

第1部 消費者意識・行動と消費者問題の動向
第2章 消費者を取り巻く社会経済情勢と消費者意識・行動
第2節 消費者意識・行動の状況

「お金を掛けている」内容は「食べること」が最も多いその他は若者は「ファッション」等、高齢層は「医療」

  • 現在お金を掛けているもののうち、「食べること」の割合が年齢層を問わず最も多い。
  • 10歳代後半、20歳代及び30歳代は「ファッション」や「理美容・身だしなみ」にお金を掛ける反面、「貯金」もしている。
  • 30歳代、40歳代は「教育(子供の教育)」の割合が高い。
  • 60歳代以上は「医療」の割合が増え、「旅行」、「交際」にもお金を掛けている。

図表I-2-2-3お金の掛け方

今後、お金を掛けたいものは50歳代までは「貯金」節約したいものは「ファッション」や「通信」

  • お金を掛けたいものについては、10歳代後半から50歳代までの幅広い層で「貯金」が挙げられた。30歳代や40歳代でも「老後の準備」が挙げられるなど将来的な不安が示された。
  • 節約したいものについては、全世代を通じて「車」の割合が高く、若者のみならず中高年も車離れの傾向。
  • 10歳代後半では「食べること」や「通信(電話、インターネット等)」、30歳代から60歳代まででは「ファッション」や「通信(電話、インターネット等)」に対し節約したいとの意向。

図表I-2-2-3お金の掛け方

消費者トラブルを避けるための参考情報は、40歳未満ではインターネット

  • 消費者トラブル回避の参考としている情報は年代によって異なる。
  • 「テレビ」は全年齢層で高く、特に50歳代以上は7割を超える。
  • 10歳代後半から30歳代まででは「インターネット(SNSを含む。)」が最も高く6割を超える。他方、60歳代以上では2割に満たない。
  • 10歳代後半では「学校の授業」が4割を超えている。

図表I-2-2-10トラブルに遭わないように参考にする情報
図表I-2-2-10 トラブルに遭わないように参考にする情報 [CSV]

熊本地震に関する相談は住宅関連が中心

  • 熊本地震に関する相談件数は、地震発生の翌月の2016年5月に1,000件を超えたが、その後は落ち着き、2016年12月には126件に減少。
  • 熊本県の相談内容としては、住宅等に係る「不動産貸借」や「工事・建築」等、住宅関連が約6~7割を占める。
  • 熊本県以外の相談では、地震発生月の2016年4月に「国内パックツアー」、「手配旅行」など旅行に関するものが多かったが、5、6月は「募金」の相談が目立った。

図表I-2-2-16熊本地震に関する相談件数の推移
図表I-2-2-16 熊本地震に関する相談件数の推移 [CSV]

家庭での食品ロスの原因としては、直接廃棄、食べ残しが多い

  • 家庭での食品ロスの原因として、自らの生活の中で最も思い当たることを聞いた結果、「直接廃棄」が26.7%、「食べ残し」が23.7%で、両者で約半数を占める。「思い当たるものはない(食品ロスを発生させていない)は36.8%。
  • 「賞味期限」と「消費期限」の意味について、64.9%が「知っている」と回答。一方で、買物する時どの程度考慮するかについて、「食べる日時を考えて買う」との回答は27.3%。

図表I-2-2-18家庭での食品ロスの原因として思い当たるもの
図表I-2-2-18 家庭での食品ロスの原因として思い当たるもの [CSV]

担当:参事官(調査研究・国際担当)