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COLUMN4 大学生が『もったいない』をテーマに食の大切さを発信~「世界食料デーフェスティバル」~

大学生が『もったいない』をテーマに食の大切さを発信~「世界食料デーフェスティバル」~

毎年10月16日の「世界食料デー」の認知を拡大するため、2015年から年に一度「世界食料デーフェスティバル」が、世界食料デーフェスティバル実行委員会と一般財団法人日本国際飢餓対策機構の主催で開催されています。世界食料デーフェスティバル実行委員会は、このフェスティバルの企画・運営を学生で全て実施する団体で、世界の食料問題に関心を持った学生が約20大学から集まった組織です。企業に何度も足を運んで協賛や出店の賛同を集め、イベントの周知やボランティアの募集はFacebookやTwitterを活用し、発信しました。2016年のフェスティバル当日は21の企業・団体等が食にまつわるブースを出展し、来場者は7500名となりました。FacebookやTwitterの活用、学生の口コミ等により情報が拡散したことで、20~30代の若い世代や親子連れが多く来場し、若い世代にも食品ロスの問題を知ってもらうきっかけになりました。フェスティバル当日は、学生が製作したリメイク商品を提供する「もったいなくない食堂」を出店しました。学生が日々の活動で生み出した、パンの耳を利用したラスクや、お腹いっぱいで残してしまったそうめんをカリッと揚げたそうめんスナック菓子などを販売し、好評を得ました。また、当日配布したパンフレットに学生同士の対談を掲載するなど、同世代の関心を高める工夫をしています。

世界食料デー

今後も、「世界食料デー」が多くの人々に認知されるような活動を継続させ、食料問題の解決や食品ロス削減のために個々の学生も取り組んでいくことが期待されています。

担当:参事官(調査研究・国際担当)