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第1部 第3章 第3節 最近の消費者問題の傾向|概要

第1部 消費者行動・意識と消費者問題の現状
第3章 消費者問題の動向
第3節 最近の消費者問題の傾向

携帯電話、特にスマートフォンの契約トラブルが増加

  • 技術の高度化、サービス体系の複雑化を背景に、携帯電話に関する消費生活相談は年々増加。
  • 携帯電話に関する相談のうち、スマートフォンに関する相談割合が拡大。
  • スマートフォンから「アダルト情報サイト」等のデジタルコンテンツを利用しての「スマートフォン関連サービス」に関する相談も増加傾向にあり、2015年度は更に増加。
  • それらの支払手段として、悪質事業者がプリペイドカード等を悪用する例も。

図表3-3-1 携帯電話に関する相談及びそのうちスマートフォンに関するもの

図表3-3-2 スマートフォン関連サービスに関する相談件数

SNSをきっかけとするトラブルは中高年層にも拡大

  • SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)が関連している消費生活相談は増加。
  • 近年、中高年層にも拡大。2015年度の相談は約9,000件で、2010年度から60歳代で約13倍、70歳以上で約23倍に。
  • 相談内容は、SNSをきっかけに「アダルト情報サイトへつながってしまった」、「表示広告をきっかけにサプリメントを試しに注文したところ、定期購入となっていた」等、多種多様。

図表3-3-3 SNSに関連する相談

インターネット接続回線トラブルも引き続き増加、光回線サービスの卸売制度の影響も

  • プロバイダやインターネット回線の料金やサービスに関連する「インターネット接続回線」の相談は増加。
  • 2015年2月に始まった新制度の影響で、光回線サービスの卸売に関する相談が2015年度に入り急増。

図表3-3-5 インターネット接続回線に関する相談及びそのうち光ファイバーに関する相談

図表3-3-6 光回線サービスの卸売に関する相談

高齢者が巻き込まれる詐欺的な手口に関する相談は増加傾向

  • 高齢者に関する相談のうち、詐欺的な手口に関する内容が最近増加傾向。
  • 2015年度に目立ったのは「個人情報削除」を持ち掛ける詐欺的な内容の相談。
  • 一方、高齢者本人からの相談割合が増加し、相談時に支払済の割合は減少。また、支払済1件当たりの平均金額も下がっている。
  • 行政及び様々な機関の注意喚起や啓発活動により、早めの相談へつながっている可能性も。

図表3-3-7 高齢者の相談のうち、詐欺的な手口に関する相談割合

図表3-3-13 個人情報削除を持ち掛ける詐欺的な手口に関する相談

図表3-3-9 詐欺的な手口の相談における高齢者本人からの相談割合

図表3-3-10 高齢者の詐欺的な手口の相談における支払済みの割合

マイナンバー制度導入に関連する相談が増加

  • 2016年1月に利用が開始されたマイナンバー制度について、マイナンバーが通知され始めた2015年10月頃からマイナンバー制度に関連する相談が急増。
  • 相談の多くは「マイナンバーの提出が求められているが応じて良いか」といったもの。
  • 中には、便乗して不正な勧誘や個人情報の取得を行おうとするものも。

図表3-3-14 マイナンバー制度に関する相談

電力の小売全面自由化で、電気の選択が可能に、それに伴い、関連の相談も急増

  • 2016年4月の電力の小売全面自由化では、電力会社に加え、ガス・石油会社、通信や鉄道など様々な分野の事業者が参入、様々なサービスや料金プランを提供。
  • 電力会社切替えの事前受付が本格化するのに伴い、電力の小売全面自由化に関連する相談が2016年1月から急増。
  • 消費者庁では、あわてて契約する必要はなくしっかり検討すること、よくある5つの誤解と正しい情報、電力の小売全面自由化に便乗した太陽光パネル等の機器の勧誘への注意など、消費者向け注意喚起を実施。

図表4-5-10 消費者庁からの注意喚起

図表3-3-15 電力の小売全面自由化に関する相談

担当:消費者調査課