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COLUMN6 水産物の風評被害払拭に向けた取組(宮城県石巻市)

水産物の風評被害払拭に向けた取組(宮城県石巻市)

宮城県石巻市では、東日本大震災以降、被災地域で顕在化している風評被害の払拭に向け、正確で有益な情報発信による消費者の理解促進を図るため、ICTを活用した食育体験プログラムを開発しました。

石巻の沖にある「三陸・金華山沖」は世界三大漁場の一つとされています。寒流の親潮と暖流の黒潮が出合う潮目であることに加え、三陸沿岸に連なるリアス式海岸には、森のミネラルを含んだ山水が絶えず海へ流れ込み、魚の絶好の生息場所となり、脂ののった豊富な種類の魚介類が水揚げされます。

今回、その魚介類の中で、「金華ブランド」である金華さば・金華ぎん(鮭)と、旬のヤリイカ3種類について、収穫から「お寿司」として提供されるまでをプロジェクションマッピング技術を活用して体験してもらうプログラムを制作しました。

「泳ぎ寿司」イベントの開催

2016年3月に大阪と東京で、このプログラムを活用し、都市圏の消費者に被災地・石巻で水揚げされた魚の安全性を理解してもらい、更に味の魅力を体験してもらうことを目的とした食育イベント「泳ぎ寿司」を開催しました。

会場には、特設カウンターを設置し、金華山沖で獲れる新鮮な魚介類を石巻の寿司職人が握って提供しました。

また、握られたお寿司がプロジェクションマッピング技術で泳ぐ魚のインフォグラフィックに変化し、金華山周辺の生育環境をアニメーションで紹介しました。

来場者に、食べて、触れて、見て、聞く五感を通じた体験から、石巻の魚介類の安全・安心と美味しさを知ってもらいました。

「泳ぎ寿司」写真その1

参加者の感想

参加者からのアンケート結果によると、全ての参加者から「楽しめた」と回答を得ることができました。また、石巻の魚介類について「理解が深まった」「まあまあ理解できた」という回答が100%であり、効果的な取組となりました。

「泳ぎ寿司」写真その2

Webサイトの構築

パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレット等で、魚の生育環境から、寿司として提供されるまでの過程を見ることができる食育Webサイトを構築し、来場者にお知らせすると共に、寿司ネタから元の魚が連想できない子供や、イベントのおさらいをしたい保護者向けに更なる情報提供をしました。このWebサイトは英語版も作成しており、日本を訪れた外国人観光客にも利用してもらえるようにしています。

  • WEBサイト(日本語版)theswimmingsushi.com
    「泳ぎ寿司」Webサイト

  • スマートフォン・タブレットサイト
    「泳ぎ寿司」スマートフォン・タブレットサイト

「泳ぎ寿司」写真その3「泳ぎ寿司」写真その4

「泳ぎ寿司」写真その5

担当:消費者調査課