文字サイズ
標準
メニュー

COLUMN4 宅配サービス受取方法の現状と消費者意識

宅配サービス受取方法の現状と消費者意識

宅配サービスについては、近年、インターネット通信販売利用の普及により、取扱いが増加しており、そのサービス内容も消費者の様々なニーズに応じて多様化しています。一方で、受取人の不在等により多くの「再配達」、「再々配達」などが生じていることにより、輸送に掛かるエネルギーの増加に伴う二酸化炭素(以下「CO2」といいます。)の排出の増加や、輸送費用の上昇、ドライバーの不足などが社会的な問題となっています。また、注文して同日に受け取る「即日配達」のサービスは配送頻度が増えてしまう、「送料無料」のサービスにも輸送コストは掛かっている、という指摘もあります。

事業者の取組や消費者の意識を変えることにより、効率的・効果的な受取方法が選択され、再配達を削減し、配達に伴うCO2排出増やコスト増などの社会的な損失を減らすことができる余地があります。

消費者庁では、宅配サービスについて消費者がどのような意識を持っているか、店頭で購入した商品や通信販売で注文した商品を宅配で受け取る場合について、調査を実施しました。

①再配達を削減するための取組として、協力できること

9割近くの人が「配送日、時間帯を指定する」、4割近くの人が「都合が悪くなった際変更連絡をする」、「業者からの配送通知サービスを利用する」ことを挙げています(図表2-1-29)。受取側の都合や配送状況をきめ細かく情報共有することで、再配達を減らすことができると考えられます。

②最速のタイミングで受け取るなら追加料金が掛かるとした場合の選択

約6割の人が、「追加料金が掛かるなら、最速のタイミングで受け取らなくてもよい」を選んでいます(図表2-1-30)。必ずしもスピードが重視されているわけではなく、コストとの兼ね合いで選択がされることが分かります。

なお、事業者の取組を含めた宅配の受取方法の多様化については、2015年度に国土交通省を中心として検討が行われ報告が取りまとめられています。

国土交通省「宅配の再配達の削減に向けた受取方法の多様化の促進等に関する検討会」報告書の公表について
(URL)http://www.mlit.go.jp/report/press/tokatsu01hh000234.html

図表2-1-29 再配達を削減するための取組

図表2-1-30 最速のタイミングで受け取るなら追加料金が掛かる場合の選択

担当:消費者調査課