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記者会見要旨
(平成29年10月24日(火)15:55~16:08 於:消費者庁6階記者会見室)

1.発言要旨

  • 宇賀委員長

    本日は、「玩具による乳幼児の気道閉塞事故」事案の経過報告を審議、決定いたしました。
    本件事案につきましては、玩具は乳幼児の日常生活の中で広範に使われているということ、気道閉塞による死亡事故が発生しているということ、乳幼児という消費者安全の確保の観点から特に配慮を要する者が主として被害を受け、または受けるおそれがあることから、昨年11月に調査対象に選定いたしました。本日公表いたします経過報告は、これまで約1年間調査してまいりました内容と今後の調査について示したものでございます。引き続き調査を進め、なるべく早く再発防止策を示したいと考えております。
    また、「露天風呂の階段や床の凍結に関するワンポイントアドバイス」につきまして、皆様に配付しております。このワンポイントアドバイスは、急に寒波が来たために凍結防止対策が間に合わずに起こった転倒事故の再発防止を目的として、急に寒くなることがあるこれからの時期に、施設の管理者については早めの対策を呼びかけるとともに、消費者につきましても内風呂から露天風呂へ出る際には足元に注意するように呼びかけるものでございます。
    その他、本日は、家庭用コジェネ事案などにつきまして議論を行いました。
    続きまして、部会の動きにつきまして、委員長代理から説明していただきます。

  • 持丸委員長代理

    委員長代理の持丸です。今月開催しました部会の議論を紹介いたします。
    今月は製品等事故調査部会を開催しておりませんので、私が部会長を務めますサービス等事故調査部会のみです。こちらのサービス等事故調査部会では、住宅用太陽光発電システムの火災等事故事案について審議を行いました。いろいろな情報があるのですが、専門委員の方から整理して伝えていただいて、それをもとに事実の確認や議論を進め、再発防止策の検討を今後進めていく。そのような状況にあります。
    私からは以上です。

2.質疑応答

共同通信の老田と申します。よろしくお願いします。
今回、1年以内に結論を出すのが難しかったということですが、その理由として、再現実験の意見というものを挙げていらっしゃるのですけれども、これはどのような要因で調査に時間がかかるのかという点と、いつごろまでには終えたいという目途はあるのでしょうか。
持丸委員長代理

委員長代理から回答いたします。
いつものことですが、まず、一つ、今回、一番時間がかかりましたのは、特に気道閉塞シミュレーションのあたりです。さまざまなデータを得て、半ばボランティアなのですが、専門委員の先生にお願いをして、いろいろな事例を試しておりました。こちらの最終的な結果とアンケート調査の結果の取りまとめというところに一番時間がかかりました。一応そのあたりはほぼ完了しておりまして、今、それらの結果から、どのような形と論理構成で報告書をまとめていくか、最終的な再発防止策がどこまで言及できるか、どうしたら効果的であるかといったところを詰めているような状況です。
最終的にいつ出せるかというのは、私からは今申し上げられないのですが、そう遅くない時期にと考えているということでございます。

年度内とか来年中といったスケジュール感はどうでしょうか。
事務局

そう遅くない時期に。

持丸委員長代理

ただ、言っていいのかどうかわかりませんが、やはり玩具ですので、玩具がたくさん購買されるような時期の前に、できるだけ我々としても出したらよいのではないかという意見はございました。それに向けて頑張っていると御理解ください。

わかりました。
産経新聞の三宅と申します。シミュレーションというのは、ある程度玩具のサンプルというのは、かなり幾つもとって、その中の対象に関してシミュレーションを行っていくという、何か、イメージ的にはそういう感じでいいのでしょうか。
持丸委員長代理

シミュレーションは2つのものをコンピューターの中で作るのです。1つは喉です。もう一つが玩具です。それで、実際にどのような現象が起きるかを確かめる。基本的にはそのような仮想実験なのですけれども、玩具のほうに相当するものは、今、詳細には申し上げられませんが、基本的には幾何学形状といいますか、例えば球であるとか、さいころのような形であるとか、個別具体的なものをたくさん試しているというよりは、そういう一般的な形状や大きさをいろいろ試しているというのが実態です。

(宇賀委員長退室)

 
持丸委員長代理

それはできるだけ、この玩具がだめというような話よりは、こういう特徴を持ったもののほうがよりよいとか、そういう結果を我々は得たいということで、限られた資源ですから、個別具体的なものを全くやらなかったというわけではないのですけれども、基本的にはそういう一般的な形状、大きさで試しているということです。

ありがとうございます。
ニッポン消費者新聞の丸田です。
今のお話なのですけれども、玩具でよくわからないのですが、調査のそもそものきっかけとなったこの事故というのは、直径10ミリとは書いてありますが、どんな玩具だったのですか。
事務局

現時点ではこれ以上はお話しできません。

玩具ですよね。先ほど、例えばさいころとか球とおっしゃいましたけれども。
事務局

アンケートをして、どんな玩具かというのを調べています。

例えばさいころとか球、直径10ミリとか何かは、玩具でなくてもいろいろあるわけですので、もともと事故調の場合は、申出のあった事項について、ある程度具体的に出して、それとの関係で一般的にやっていくのだけれども、今回、これはよくわからないのです。どういう玩具でしょうか。
持丸委員長代理

そうですか。どういう玩具かはまだ言えないのです。

事務局

報告書本体には記載予定ですけれども。

持丸委員長代理

報告書本体には当然書くのですが、申出があった。

事務局

申出があったので、それをきっかけに玩具全体ということでやっているのです。

持丸委員長代理

ですから、具体的な玩具があって、それは当然、玩具で特定の形をしているのですけれども、それ自体も調べていますし、それに類するものに関するアンケート調査も実施しています。ただ、玩具全体に広げたいということもあって、一般的な形状や大きさについてシミュレーションをしている。立て付けはそのような感じです。ドライブされているのは、ある具体的な事故です。

誤嚥と書いてありますので、誤嚥であれば玩具でなくてもいいのだけれども、玩具ということに特記されている理由というものが、このあれではちょっとわからなくて。要するに、調査のときに発表されていたのですか。この玩具は。
事務局

調査のときは、これだけです。

これだけですか。
事務局

はい。

だから、最終報告の中には載るのだけれども、今の段階では公表されていないということですか。
事務局

そうです。

そうしますと、調査のあれは、先ほどシミュレーションと、それとアンケートということでしたけれども、よく事故調としてやられるヒアリング、例えば当該事業者のヒアリング、あるいは被害者のヒアリングはもう済んでいるのですか。
事務局

いろいろな、諸所に対してのヒアリング等は終わっています。

終わっていて、あとはだから先ほどおっしゃったような、まとめみたいなところでなっていると。
事務局

そうですね。

シミュレーションは、だから、当該玩具だけではなくて、それを広げていくような、つまり子供たちの身の回りにあるような、そういうものも含めた上での事故防止ということですか。
持丸委員長代理

誤解があるといけないので申し上げます。この事案を取り上げたときに、そもそも誤嚥一般なのか、玩具の誤嚥なのかというところは結構議論があったのですが、当初申し上げたかもしれませんけれども、今回は玩具に絞ってあります。私は個人でいろいろ研究をしていますので、そういう意味ではペンのキャップも誤嚥しますし、それこそ食べ物も誤嚥。例えばミニトマトとか、白玉とか、ああいうものも誤嚥の対象、気道閉塞の対象になります。
全般的にやるべきという意見もあるにはあったのですが、最終的な意見を出すとか、再発防止を出すときのことを考えると、すごくなまりそうな気がしたのです。だから、結局、消費者に気をつけましょうということしか言えないか、ありとあらゆる飲み込みそうな業界とはどこですかという話になりそうだったので、今回は事案を選ぶ段階から、玩具によるものに絞りました。したがって、ターゲットは玩具になっています。もちろん、それ以外のことに、この報告書を読んだ結果、気をつけていただければ、それは大変ありがたいことですけれども、報告書も全体としては玩具に関する誤嚥事故、それによる気道閉塞事故にフォーカスをして、調査もしているということになります。

わかりました。つまり、誤嚥というところからのあれではなくて、むしろ玩具の誤嚥と。
持丸委員長代理

玩具かける誤嚥。まずはそこから。

玩具ということなのですね。
持丸委員長代理

はい。

そうすると、なぜそれを、どんな玩具なのかを言えないのかがよくわからない。
事務局

報告書には記載予定です。今は、いろいろな関係者がおりますので、ちょっと。

関係者というのは、被害者であったり事業者であったりという関係者ですか。ここには責任を問わないと書いてあるので。
事務局

そうなのですけれどもね。

だから、どんな玩具かぐらいは書いてあってもいいのではないかと思うのですけれども。
事務局

もうちょっと待っていただければと。そこはもうちょっと待ってください。全体としてお示しします。

発表されたほうが、要するに、より消費者は注意するのではないかと思うのですけれども。こういうもので死亡事故が起きているということであればと思いますけれどもね。
事務局

なるべく早目に報告書を出したいと。全体として見ていただければと思います。