夏の暑い時期に起こりやすい事故やトラブルはいろいろあります。これまで国民生活センターで取り上げられた事案などからポイントとなる情報を取りまとめました。
このような事故やトラブルに遭わないよう、子どもや高齢者をはじめくれぐれもご注意ください。
- 【花火】
- ○利用上の注意事項などを必ず守りましょう。
- ○子どもだけでなく親などの大人と一緒に遊びましょう。大人は子どもたちの行動をよく監視し、危険な行為は止めさせましょう。
- 【スプレー缶製品】
- ○人体に噴射して使用するスプレーは、商品に表示されている使用方法を守りましょう。
- ○自動車内や直射日光の当たる場所、加熱源の近くには放置しないようにしましょう。
- ○廃棄するときは噴射剤も含め中身を使い切り、各自治体の廃棄方法を守りましょう。
- 【バーベキュー等に使用する着火剤】
- ○子どもには使用させないようにしましょう。
- ○着火剤の「つぎたし」や火の中への投げ入れは絶対にやめましょう。
- ○時間を置くと揮発したガスの量が増え過ぎて危険なので、木炭の下に着火剤をしぼり出したら速やかに点火しましょう。
- 【ライター】
- ○爆発の危険性があるので、自動車内、直射日光の当たる場所や火気の近くなどに放置しないようにしましょう。
- ○子どもの手の届くところに放置しないようにしましょう。
- 【自動車の車内】
- ○炎天下において、車内は高温になっているため、やけど等には注意するとともに、閉じこもった車内に長時間いることは危険ですので避けましょう。
- ○缶入りの炭酸飲料等の破裂、爆発するおそれのあるものを置かないようにしましょう。
なお、以下の関係機関においても、夏の事故やトラブルに関し、注意喚起を行っていますので、ご参照ください。
◎これまでに発生した具体的な事例
1.花火
〔主な事例〕
※手持ち花火の事故事例
| <事例1>手持ち花火をしていたところ、暴発し、近くにいた子どもが首、手、足に火傷を負った。 |
※打ち上げ花火の事故事例
| <事例2>打ち上げ花火に点火したところ、逃げるまもなく爆発して左眼に当たり、左眼球が破裂して失明。 |
※ねずみ花火の事故事例
| <事例3>ねずみ花火がサンダルと足の間に入って取れなくなり、火傷。 |
〔ポイント〕
花火は火薬を用いており危険性を伴う玩具です。
そのため、以下の点を念頭においていただくことが必要です。
●バケツなどで必ず近くに消火用の水を用意しましょう。
●商品の表示どおりの方法で使用し、注意事項などを守りましょう。
●万が一事故に遭った場合は、すぐに専門医に受診しましょう。
●花火の性質を十分知らないための事故も考えられることから、子どもだけでなく、親などの大人と一緒に遊びましょう。大人は子どもたちの行動をよく監視し、危険な行為は止めさせましょう。
<参考>
国民生活センター公表資料
「気をつけて!! 花火の事故 -やけどばかりでなく失明のケースも-」(H20.7.16)(国民生活センターHPにリンク)
2.スプレー缶製品
〔主な事例〕
※凍傷や凍結による事故
| <事例1>小学生の子どもが制汗消臭剤を手の両甲に受け、皮膚が紫色になり、病院へ行ったところ、凍傷と言われた。跡が残るらしい。 |
※破裂や爆発による事故
| <事例2>車の中に木工塗料のスプレー缶2本を置いていたところ、1本が破裂した。フロントガラスが破損し、塗料が室内に飛散した。車はすぐに修理に出した。けがはしていない。 |
〔ポイント〕
次のことにご注意ください。
●人体に噴射して使用するスプレーは、商品に表示されている方法で使用しましょう。
表示の使用方法よりも近距離で長時間噴射したり、スプレーを横向きや傾けたり、逆さや下向きにしたりして使用した場合には、思わぬ事故に繋がる危険性もあります。適切な使用方法で使用するようにしましょう。
●自動車内や直射日光の当たる場所、加熱源の近くには放置しないようにしましょう。
温度が極めて高くなる夏場の自動車内にスプレー缶を放置すると、破裂することがあります。また、加熱源の近くに置いたスプレー缶が爆発することもあります。直射日光の当たる場所や高温の場所にスプレー缶を置くと破裂や爆発の危険性があるので避けましょう。
●廃棄するときは噴射剤も含め中身を使い切り、各自治体の廃棄方法を守りましょう。
ガス抜きなどをする際は、風通しがよい火気のない屋外などの場所で、繰り返し噴霧用ボタンを押しても噴射音が聞こえなくなるまで完全に中身を出し切ることが必要です。なお、廃棄方法は自治体によって異なるので、廃棄の際は各自治体に確認しましょう。
<参考>
国民生活センター公表資料
「スプレー缶製品の使用上の安全性」(H18.11.8)(国民生活センターHPにリンク)
報告書概要
報告書本文
3.バーベキュー等に使用する着火剤
〔主な事例〕
※着火剤の「つぎたし」による引火・爆発事故事例
| <事例1>炭の上に着火剤を付けて点火した。炎が消えかけたので、再び着火剤を炭の上につぎたしたところ、1~2分後に炎が上部に噴き上り、顔、腕に火傷を負った。 |
※着火剤の「つぎたし」以外の引火・爆発事故事例
| <事例2>炭に火を起こそうとして着火剤を使用しようとして、ライターで火をつけたら着火剤が飛び散り、大火傷をした。 |
※着衣への着火事故事例
| <事例3>着火剤を使って火をつけようとしたところ、その着火剤が子どもの服につき燃え広がった。 |
〔ポイント〕
着火剤は使い方によっては危険であることを知っておくことが必要です。特に、子どもに使用させないことはもちろん、絶対、子どもの近くでは絶対に使用しないようにしましょう。
●一度火をつけたら、チューブ入り着火剤の「つぎたし」、パック入りの着火剤を火の中に投げ込むことは絶対にしないようにしましょう。
●着火剤は、火の気の近くでキャップを開けた状態では決して置かないようにしましょう。
●時間を置くと揮発したガスの量が増えすぎて危険なので、木炭の下に着火剤をしぼり出したら速やかに点火するようにしましょう。
●近くにバケツ数杯の水、湿らせた布を準備しておきましょう。
<参考>
国民生活センター公表資料
「揮発性が高く、引火しやすい「ゼリー状の着火剤」のやけどに注意!!」(H13.8.7)(国民生活センターHPにリンク)
4.ライター
〔主な事例〕
| <事例>簡易ガスライターを車のダッシュボード上に置いていたら、破裂し、フロントガラスが割れた。 |
〔ポイント〕
次のことにご注意ください。
●爆発の危険性があるので、自動車内、直射日光の当たる場所や火気の近くなどに放置しないようにしましょう。
●子どもの手の届くところに放置しないようにしましょう。
<参考>
国民生活センター公表資料
「危害情報から見たライターの事故~突然火が出た、やけどをしたなど~」(H15.2.6)(国民生活センターHPにリンク)
5.自動車の車内
〔主な事例〕
| <事例>車内の高温化に伴い、子どもが火傷を負った。 |
〔ポイント〕
次のことにご注意ください。
●夏の炎天下では、直射日光が当たるシートベルトのタングやダッシュボードの温度は高温となるため、十分注意しましょう。また、閉じこもった車内に長時間いることは危険なので避けましょう。
●缶入りの炭酸飲料等の破裂、爆発するおそれのあるものを置いておくと思わぬ事故を招くことがあるので、これらのものを置かないようにしましょう。
<参考>
国民生活センター公表資料
「乗用車内の安全を検証する」(H15.1.8)(国民生活センターHPにリンク)
- 担当:
- 消費者情報課

