平成26年版消費者白書

第1部 消費者行動・意識と消費者問題の現状

第4章 消費者問題の動向

第1節 消費者問題の概況

( 4 )消費者被害・トラブルの経験と相談の状況

●商品・サービスについての消費者被害・トラブルの経験

消費者庁が2013年度に実施した「消費者意識基本調査」によると、この1年間に購入した商品や利用したサービスについて、何らかの消費者被害・トラブルを受けた経験がある人は8.0%でした(図表4-1-27)

●被害・トラブルを誰にも相談しなかった人は半数以上

この1年間に購入した商品や利用したサービスについて、何らかの消費者被害・トラブルを受けた経験がある人に、その事例についてどこかに相談したり、伝えたりしたかを聞くと、「相談した」が43.1 %、「誰にも相談していない」が53.6%という結果でした。性別で見ると、「誰にも相談していない」と回答した女性は50.0%であったのに対し、男性は57.4%と、男性の方が高い結果でした(図表4-1-28)

●相談した相手

相談した相手について見ると、「商品やサービスの提供元であるメーカー等の事業者」や「商品・サービスの勧誘や販売を行う販売店、代理店等」は男女ともに割合が高い結果となり、女性は「家族、知人、同僚等の身近な人」(59.7%)が高く、男性は「市区町村や消費生活センター等の行政機関の相談窓口」、「弁護士、司法書士等の専門家」等が女性と比較して高い結果でした(図表4-1-29)

●相談した理由

相談した理由について見ると、「相談すれば解決すると思ったから」(42.7%)が最も多く、「どうすればよいか分からなかったから」(25.2%)、「他の人が同様の被害に遭わないようにしたかったから」(22.8%)、「自分では解決できないと思ったから」(20.4%)と続きます(図表4-1-30)

●相談した結果

相談した結果について見ると、「被害を受けて失った金額の全部が取り戻せた」、又は「被害を受けて失った金額の一部が取り戻せた」という回答が合わせて26.2%であり、「被害は取り戻せなかったが謝罪が得られた」は7.3%でした(図表4-1-31)

●相談しても仕方ないと思った人は約5割

 「誰にも相談していない」と回答した人に対して、更にその理由を聞くと、「相談しても仕方ないと思った」(55.8%)、「相談するほどの被害ではなかった」(41.9%)、「自分にも責任があると思った」(32.5%)の順に多い結果でした(図表4-1-32)

図表4-1-27 この1 年間に消費者被害・トラブルを受けた経験のある人は8.0%

図表4-1-28 女性と比較して男性は誰にも被害を相談しない傾向

図表4-1-29 女性は被害を身近な人に相談する傾向

図表4-1-30 相談した理由として「相談すれば解決すると思ったから」は42.7%

図表4-1-31 相談した結果「被害の全部又は一部が取り戻せた」は26.2%

図表4-1-32 「相談しても仕方がないと思った」は55 .8%

ページ上部へ


消費者庁 携帯サイト
携帯サイトQRコード