平成26年版消費者白書

第1部 消費者行動・意識と消費者問題の現状

第2章 【特集2】情報通信の発達と消費者問題 ~ネット社会に消費者はどう向き合うか~

第2節 情報通信の発達に伴う消費者意識の変化、消費者被害・トラブル等の状況

( 1 )情報通信に関連する消費者トラブルの概況

●情報通信分野、特にインターネットに関する相談は増加

前節で見たように、携帯電話やインターネットを始めとする情報通信ツールは、連絡手段や情報収集手段としてのみならず、買い物や交通機関・飲食店等の各種サービスの予約といった消費活動のため、映像・音楽・ゲームなどの教養・娯楽サービスを楽しむため、さらにはソーシャルメディアを通じた個人の情報発信・コミュニケーションツールとして、今や私たちの暮らしと切り離せないものとなっています。

しかしそれに伴い、情報通信に関連する新しい消費者トラブルが次々と発生しています。携帯電話や光回線など電気通信サービス契約に関するもの、インターネット通販での商品・サービスの購入、インターネットサイトを利用したアダルト情報サイト・出会い系サイト・オンラインゲーム等のコンテンツに関するもの、覚えのない連絡先からの「連絡を下さい」とのメールや、一方的に送り付けられる「迷惑メール」、フィッシング等による個人情報の不正入手など、内容も多岐にわたっています。

全国の消費生活センター等に寄せられる消費生活相談は、PIO-NETに登録されており、情報通信の利用に関連した相談も多数寄せられています。例えばインターネット経由の取引がほとんどを占める「電子商取引」に関する消費生活相談を見ると、その件数は年々増加傾向にあり、特に2009年度以降大きく増加した結果、2013年度の相談件数は約20万8,000件に上り、消費生活相談全体の2割以上を占めるに至っています(図表2-2-1)

この節では、これらの情報通信機器・サービスやインターネットを利用した電子商取引に関する最近の主なトラブルについて見ていきます。

図表2-2-1 「電子商取引」に関する相談は増加傾向

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