平成26年版消費者白書

コラム12

電話見守りと通話録音装置の設置に継続の意向の高さを確認

消費者庁では、2013年度に、電話による見守り(定期的に電話を架けて問合せ・注意喚起)と通話録音装置を設置するなどのモデル事業を実施し、対象者への電話アンケートでは、90%以上の方の安心感につながっていました(421人回答、回収率80.7%)。モデル事業の成果として、地方公共団体向けの手引を作成して、取組の普及を図っているところです。

対象者へのアンケートでは、対策の継続についての意向も質問し、電話による見守りは79.9%、通話録音装置の設置は73.4%が継続を希望するとの回答でした(無料を条件に希望する方を含む。)。当初は本人だけでなく、その家族にも、通話が録音されることに抵抗があり、思うように希望者を募ることができませんでしたが、対策を取り入れた方からは一定の満足度がうかがえました。


電話見守りと通話録音装置の設置に継続の意向の高さを確認

対象者からのコメントでは、「通話録音装置を取り付けてから不審電話やセールス電話が減少し安心できた」と、装置の効果を実感する声が多く寄せられました。電話見守りの際には、地域ごとに注意すべき不審電話の情報などを提供しましたので、防犯意識が高まったというコメントも頂きました。また、電話を架ける担当者を固定することで、電話の回を追って徐々に信頼関係ができ、高齢者にとっても安心して相談できるようになったのではないかと推察されます。


【対象者からの主なコメント】

    〈電話による見守り〉

  • 定期的に情報を頂いて安心できた。
  • 家族も喜んでいる。
  • 困ったときに相談することができ、一人暮らしは心細いので安心できた。
  • 〈通話録音装置の設置〉

  • 装置の設置によって不審な電話が減った。友人にも勧めたい。効果絶大である。
  • 装置を設置してからセールスや不審電話がなくなり感謝している。友達からも好評である。
  • 悪質電話が減少して本当に役立った。録音装置があることによって安心できた。

一方で、電話見守りには、頻繁に電話が架かってくると煩わしい、事前警告機能が流れる通話録音装置には、電話がつながるまでに時間が掛かり煩わしい、友人知人への周知が面倒など、否定的な意見も聞かれました。対象者によって電話見守りの架電回数を調整したり、通話録音などの対策への理解を得ながら、効果的に取組が普及することが望まれます。

ページ上部へ


消費者庁 携帯サイト
携帯サイトQRコード