家庭用品品質表示法    
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洗濯表示(平成28年11月30日まで)
(平成28年12月1日以降に表示する新しい洗濯表示はこちら

日本工業規格 JIS L0217(繊維製品の取扱いに関する表示記号及びその表示方法)の抜粋です。
 

1.記号

<分類>
記号は、次の6分類とする。
<1>洗い方(水洗い)
<2>塩素漂白の可否
<3>アイロンの掛け方
<4>ドライクリーニング
<5>絞り方
<6>干し方
 
<番号、記号及び記号の意味>
番号、記号及び記号の意味は、表1~6の通りとする。
 
▼表1.洗い方(水洗い)▼
番号 記号 記号の意味
101 液温は、95℃を限度とし、洗濯が出来る。
102 液温は、60℃を限度とし、洗濯機による洗濯が出来る。
103 液温は、40℃を限度とし、洗濯機による洗濯が出来る。
104 液温は、40℃を限度とし、洗濯機の弱水流又は弱い手洗い(振り洗い、押し洗い及びつかみ洗い)がよい。
105 液温は、30℃を限度とし、洗濯機の弱水流又は弱い手洗い(振り洗い、押し洗い及びつかみ洗いがある)がよい。
106 液温は、30℃を限度とし、弱い手洗い(振り洗い、押し洗い及びつかみ洗いがある)がよい。(洗濯機は使用できない。)
107 水洗いはできない。
 
▼表2.塩素漂白の可否▼
番号 記号 記号の意味
201 塩素系漂白剤による漂白ができる。
202 塩素系漂白剤による漂白はできない。
 
▼表3.アイロンの掛け方▼
番号 記号 記号の意味
301 アイロンは210℃を限度とし、高い温度(180~210℃まで)で掛けるのがよい。
302 アイロンは160℃を限度とし、中程度の温度(140~160℃まで)で掛けるのがよい。
303 アイロンは120℃を限度とし、低い温度(80~120℃まで)で掛けるのがよい。
304 アイロン掛けはできない。
 
▼表4.ドライクリーニング▼
番号 記号 記号の意味
401 ドライクリーニングができる。溶剤は、パークロロエチレン又は石油系のものを使用する。
402 ドライクリーニングができる。溶剤は、石油系のものを使用する。
403 ドライクリーニングはできない。
 
▼表5.絞り方▼
番号 記号 記号の意味
501 手絞りの場合は弱く、遠心脱水の場合は、短時間で絞るのがよい。
502 絞ってはいけない。
 
▼表6.干し方▼
番号 記号 記号の意味
601 つり干しがよい。
602 日陰のつり干しがよい。
603 平干しがよい。
604 日陰の平干しがよい。
 

2.表示方法

<記号の組合わせ順序及び記号の表示方法>
記号の組合わせ順序及び記号の表示方法は、次の通りとする。
〔1〕記号の組合わせ順序は、次の例のように、分類の番号順に左から右に並べる。
 
 
〔2〕表1~4の記号を表示するときは、3.試験方法によって試験を行い、表1~4の意味に適合する記号を表示しなければならない。
※通常塩素漂白を行わない色物については、塩素漂白の可否に関する表示を省略することができる。
※加工又は組織によって通常アイロン掛けを行わないもののアイロンの掛け方に関する304以外の表示は、省略することができる。
※洗い方の記号が101~106のものは、ドライクリーニングに関する403以外の表示は、省略することができる。
 
〔3〕表5及び表6の表示は、表示者の任意とする。
 
<付記及び付記の仕方>
記号に文字などを付記するときは、次のとおりとする。
 

表1の洗い方において、中性洗剤を表す「中性」の文字を付記する場合は、記号の中の液温を示す数字の下に付記する。

表3のアイロンの掛け方において、あて布を表す「波線」の記号を付記する場合は、記号の下に付記する。

「ネット使用」などの簡単な取扱上の文章を付記する場合は、記号の適当な場所に付記する。

 
<記号の記載>
記号及び付記用語は、繊維製品に直接記載するか、又は繊維製品に容易に取れない方法で取り付けたラベルに、織り出し、印刷、その他の方法によって記載しなければならない。
また、記号及び付記用語は、製品の使用可能な期間、取扱方法の情報が容易に判読できなければならない。
さらに、ラベルの材質は、表示してある記号及び付記記号によって示された取扱方法に十分耐える材質でなくてはならない。ただし、布及び小物類(ハンカチ、くつ下など)については、下げ札などの方法によって記号及び付記用語を記載してもよい。
記載した記号(付記用語を含む)やラベルは、消費者が見やすく、縫い目などに隠れず、かつ、しっかりと容易に取れない方法で繊維製品に取り付けなければならない。
なお、前記のとおりに記号(付記用語を含む)が記載されている場合には、その記号と同じ記号を、包装、下げ札などの方法で記載してもよい。
 

3.試験方法

表1~4の記号を表記するときの試験方法は、表7~10のとおりとする。
 
▼表7.記号別の試験方法「洗い方(水洗い)」▼
番号 試験装置 試験方法
101 JIS L 1096の6.23.2[B法(シリンダ形洗濯機を用いる方法)]に規定するシリンダ形洗濯機又はこれと同等以上の性能がある洗濯機

試験装置に試料を覆うのに十分な量の液温95℃の水を入れ、これに水1リットルに対して0.5グラムの割合のせっけん[※1]と水1リットルに対して3グラムの割合のメタけい酸ナトリウムを添加して溶解し、洗濯液とする。

この洗濯液に試料及び必要に応じて負荷布[※2]を投入して、浴比を1対10にした後、運転を開始する。

30分処理した後、運転を止め、洗濯液を取り除き、液温60℃の新しい水(溶比1対20)を注入し、5分間すすぎ洗いを行う。その後運転を止め、この水を取り除き、再び液温60℃の新しい水(溶比1対20)を注入して、引き続き10分間すすぎ洗いを行う。直ちに試料を取り出し、遠心脱水機で脱水し、直接日光の影響を受けない状態でつり干しまたは平干しをする。

その後、必要に応じて素材繊維の適正温度でドライアイロン仕上げを行う。

102 101の方法と同様とする。ただし、洗濯液の液温を約60℃、すすぎ洗いの温度を約40℃とする。
103 JIS C 9606に規定する遠心脱水装置付きの家庭用電気洗濯機。ただし、汚れ落ちの状態を感知しながら洗濯操作を行うものは、使用してはならない。なお、洗濯操作を行うときは、標準洗濯容量で行う。

試験装置の水槽の標準水量を示す水位線まで液温40℃の水を入れ、これに標準使用量となる割合で洗濯用合成洗剤[※3]を添加して溶解し、洗濯液とする。

この洗濯液に溶比が1対30になるように試料及び必要に応じて負荷布を投入して運転を開始する。

5分間処理した後、運転を止め、試料及び負荷布を脱水機で脱水し、次に洗濯液を30℃以下の新しい水に替えて、同一の溶比で2分間すすぎ洗いを行う。2分間のすすぎ洗いを行った後、運転を止め、試料と負荷布を脱水し、再び2分間のすすぎ洗いを行い、脱水し、直接日光の影響を受けない状態でつり干しまたは平干しをする。その後、必要に応じて素材繊維の適正温度でドライアイロン仕上げを行う。

なお、「中性」を付記する場合は、洗剤にJIS K3371に規定する中性を用いる。

104

103の方法と同様とする。ただし、試験装置の水流を弱、溶比を1対60とする。

なお、「中性」を付記する場合は、洗剤にJIS K3371に規定する中性を用いる。

105

104の方法と同様とする。ただし、洗濯液の液温を30℃とする。

なお、「中性」を付記する場合は、洗剤にJIS K3371に規定する中性を用いる。

106 適当な大きさのたらい。

試験装置に試料を覆うのに十分な量の液温30℃の水を入れ、これに標準使用量となる割合で洗濯用合成洗剤を添加して溶解し、洗濯液とする。

この洗濯液に試料を入れ、2分間試料を弱い手洗い、必要に応じ押し絞りをした後、再びこの方法によってすすぎ洗いを行い、脱水機で脱水する。
その後、必要に応じて素材繊維の適正温度でドライアイロン仕上げをする。

なお、「中性」を付記する場合は、洗剤にJIS K3371に規定する中性を用いる。

 
[※1] せっけんは、JIS K3303に規定する無添剤(1種)のものを使用する。
[※2] 負荷布は、JIS L0803に規定する3号(綿)の添付白布を使用する。
[※3] JIS K3371に規定する第1種(弱アルカリ性)を使用する。
 
▼表8.記号別の試験方法「塩素漂白の可否」▼
番号 試験装置 試験方法
201 JIS L0856の4(装置及び材料)に規定する装置

JIS L0856に規定する弱試験とする。

 
▼表9.記号別の試験方法「アイロンの掛け方」▼
番号 試験装置 試験方法
301 JIS C9203に規定する家庭用自動温度調整器付ドライアイロン。

試料全体が均一に湿るように水を噴霧し、これをJIS L0803の綿添付白布を敷いたアイロン台の上の載せる。次に、表面温度が約200℃の試験装置によって試料に適切な圧力を掛けながら、試料のよこ糸方向に1秒間に約3cmの速度で1往復させる。

302 301の方法と同様とする。ただし、試験装置の表面温度を約150℃とする。
303

301の方法と同様とする。ただし、試験装置の表面温度を約110℃とし、水による噴霧は行わない。

 
▼表10.記号別の試験方法「ドライクリーニング」▼
番号 試験装置 試験方法
401 JIS L0821に規定するもの。

JIS L0860の5(試験液の調製)によって試験液を調製し、JIS L0860の6(操作)によって試験する。ただし、パークロロエチレン、非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤及び水の量は、それぞれ300ml、3g 、3g及び0.3mlとし、浴比は必要に応じて負荷布を投入して、1対10とする。

402 401の方法と同様とする。ただし、溶剤は、JIS K2201に規定する5号(クリーニングソルベント)を300ml用いる。

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