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記者会見要旨
(平成29年12月21日(木)15:40~15:50 於:消費者庁6階記者会見室)

1.発言要旨

宇賀委員長

本日は、家庭用コージェネレーションシステムから生じる運転音により不眠等の症状が発生したとされる事案の調査報告書の取りまとめを行いました。
運転音の人体への影響やそのメカニズムには不明な点もございますが、運転音と症状との関連性は否定できない中で、複数の申出者が訴える症状が、自宅で夜、眠れないほど深刻なものですので、調査委員会といたしましては、できる限り症状発生の可能性を下げることと、個別の事案に対応できるように、症状軽減のための方策をあらかじめ準備することが必要であると考えました。
こうした観点から、経済産業大臣、環境大臣、公害等調整委員会委員長及び消費者庁長官に対しまして、必要な対策を求めることといたしました。
この調査報告書のポイントでございますが、次の2点であると考えております。
1つ目は、幾つかの事例で家庭用コジェネの運転音と調査対象者の症状との対応関係が見られたという点でございます。
2つ目は、製造事業者及び販売事業者が家庭用コジェネの移設や夜間運転停止モードへの切換えなどの対応を行っておりますけれども、それに加えまして、症状軽減策としてANC装置、防音エンクロージャ、マスキング音による対策を検証して、一定の効果が見られたという点でございます。
家庭用コジェネは、エネルギーの効率の高いシステムとして今後も普及することが見込まれるからこそ、現時点において製造・販売事業者や関係行政機関等における症状の軽減のための努力をお願いしたいと考えております。
続きまして、部会の動きにつきまして委員長代理から説明していただきます。

持丸委員長代理

委員長代理の持丸です。
今月開催した部会の議論を紹介いたします。
今月は、製品等事故調査部会は開催しておりません。
私が部会長を務めますサービス等事故調査部会では、以前から続いております住宅用太陽光発電システムから発生した火災等事故の事案について審議を行いました。
私からは以上です。

2.質疑応答

朝日新聞の末崎と申します。
今回の家庭用コジェネの事案の報告書の中でお尋ねしたいのですが、結論で燃料電池コジェネの運転音と症状の対応関係については影響を及ぼしている可能性が考えられるという表記がある一方で、ガスエンジンコジェネのほうは運転音が調査対象の症状に影響を及ぼしていると考えられると、少し表現が違うのですけれども、このあたり、どういう違いがあるのか、御説明をいただけないでしょうか。
事務局

ちょっとレベル感に違いがあります。報告書の症状と体感調査とを見ていただきますと、音が出ているときに、音が出ていると感じていることの対応関係が、ガスエンジンコジェネのほうが強かったので、そのレベル感の違いとして、報告書の6ページに記載されているとおり燃料電池コジェネでは「可能性が考えられる」としています。そこは一つ一つ判断をして、どちらかということを決めております。