記者会見要旨
(平成25年11月15日(金)16:40~16:50 於)消費者庁6階記者会見室)

1.発言要旨

それでは、委員長会見を始めます。  委員長、お願いいたします。

畑村委員長
本日の会議の概要をお話しします。
  本日の委員会では、ガス湯沸器の一酸化炭素中毒事故の評価書について、部会における審議状況の報告がありました。この事故は、エレベーター事故と同様、消費者庁や消費者安全調査委員会創設の契機ともなった事故の一つです。
  経済産業省の調査の後にとられた対策や現状などについても情報収集を行った上で評価を行っていますので、時間を要しておりますが、大分議論は煮詰まってきたように思います。詰めの議論をしっかりと行いつつ、できる限り速やかに公表できるようにしたいと思います。
  そのほか、申出に関わる事案について、事務局から情報収集の結果が報告され、その内容を検討した結果、8件については調査を行わないこととなりました。残りの案件については、引き続き事務局で情報収集を行うことになります。
  ここまでが今日の会議の概要の報告です。

2.質疑応答

朝日新聞のイワナミです。
  パロマの件で議論が煮詰まってきたということでしたが、公表のめど、時期は、今のところどのようなお考えでしょうか。
畑村委員長
私から答えましょう。
  いつというのは言えないけれども、相当に煮詰まってきていることはたしかです。
  どういう事柄を取り上げるのか、それをどう評価するかということは、当然にそれをやっているのですが、評価というか、この事故から一体どういうことを学び取らないといけないのか。多くの場合、それは再発防止に資するためのことをやっているのですけれども、それはもちろん含むのですが、私のほうの見方からすると、この事故そのことだけを取り上げて言っているよりは、もっと非常にたくさんのことを、これを契機としてというより、これから学びとって、例えば将来起こるかもしれないというか、起こり得ることとか、現在でもほかのところで起こっているのかもしれないようなことまで、こういうことからきちんと考えることができるのではないかという中身というか、そういう知識を引き出すようなことをやらないといけないのではないかということを考えて、検討していますとしか言いようがないかもしれない。
  ただ、今までに調べた結果とか、わかった結果そのことだけを取り上げているのではなくて、これから何を学ぶのかという視点で議論をすることをやってみます。それしか言いようがないけれども、狭く限っていくよりは、随分これから学ばなければいけないという視点で物を見ているつもりです。
関連してなのですけれども、そうすると、この後に自ら調査は行わない方向だということなのでしょうか。
畑村委員長
そちらで答えてもらえますか。
事務局
そこはまだ今後の議論ということであります。
共同の橋本です。
  パロマの件も含めてなのですけれども、公になったときでは、シンドラー事故の御遺族の方、公になっていないところでもそういう話があるように聞くのですが、申出人の方から事故調査は何をやっているのか全然わからなくて、問い合わせても教えてくれなくてという話を結構複数の方から、公なり、それ以外にも聞くのですけれども、この事故調として、申出人の方の協力というのは、やはり必要不可欠というか、そういうところがあると思うのですが、申出人の方に対しての接し方というか、対応をこうしていきたい、あるいは被害者対策室みたいなものをつくるとか、そこまで行かないかもしれないですけれども、何かお考えのことがもしあれば、教えていただければと思います。結構厳しい御指摘があります。
畑村委員長
申出をした人が思っているスピード、スピードだけではなくて内容、範囲、そういうことというのは、申出した人なりに随分いろいろなことを考えておられて、それが本当に現実に進んでいってほしいと希望されるのは当然のことです。
  そうすると、期待のとおりでないと、まず遅いと考えるし、自分の思っているとおりでないとちゃんと調べていないのではないかとか、そういう疑問や疑念を持つということは大いにあり得ることだと思います。
  ただ、ここの委員会がやっているのは、そこで何が起こって、どうたったかということをやりますが、そこから何を学ぶのか。そして、学んだ中身が次にそれに似たようなシナリオというか、物事の連鎖で起こっているようなこと、そのようなものを起こさないようにするのに、そこで得られた知見をきちんと結びつけてやっていくということまでやらないといけないことだと思っています。
  そういう考えでやっていくと、外から見たときには自分たちが期待したり、思ったりしているようなスピードにならないで遅いというふうに言われることというのは大いにあり得ることだと思います。
  それから、自分たちなりに考えている事柄について、これこれこういう視点からこういう調べ方をしてほしいとか、するべきだとお考えになるのは、それはそれでいいのですが、私たちがやっているのは、それと少し違って、そこで起こったことから何を学んで、次に同じような事故が起こらないようにするのにどういうふうにそこで得られた知見をつくり上げて、それを次に適用できるようにするのかという視点をとても大事に思っています。そういうところになってくると、何かいつまでも結論が出てこない、それが出てこないというように感じられるかもしれませんが、今、調べたり何かしているものは、鋭意それをきちんとやっているつもりでいます。
  もう一つ、どのぐらいの事柄までが申出者に伝えられているのかについての詳細を私は今、言えないから、それを言ってもらえるといいですね。
事務局
まず、やはり御指摘というのは真摯に受け止めたいと思っています。
  我々もできるだけきちんと情報提供ができるようにやっていきたいなと思っています。なかなか本当のディティールのところまでは話せないとか、そういったこともあるので、いろいろ悩みながらやっているところもありますけれども、ちょうど本当に1年間、事務局としては率直に言うと、まず始まって、とにかく突っ走ってやってきたところで、申出者の方のお話も含めて、いろいろな御指摘もいただきましたので、申出者の方への対応について具体的にこれというのは、今、なかなか言えないところもあるのですが、きちんと指摘や声を受けとめて、少しずつ改善をしていきたいなと思ってございます。

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