記者会見要旨
(平成25年4月26日(金)16:45~17:10 於)消費者庁6階記者会見室)

1.発言要旨

初めに委員長のほうからお願いします。

畑村委員長
まず、随分長いこと待ってもらって、ごめんなさいを言わないといけないのではないかという気がします。本当に議論をずっとやっていて、どんどん時間がたつので、ようやく終わりましから、すぐここにやってきました。
  まず、本日の会議の概要です。
  本日の委員会では、まず、消費者安全調査委員会から消費者への情報発信について議論をしました。
  調査委員会においては、全ての申し出事案について、臨時委員や専門委員の知見も活用しながら詳細な情報収集を行っておりますが、その過程で消費者の安全確保のために役立つ情報が見出されております。これまでは申し出者に対する回答の際に、こうした情報をお伝えするだけでしたが、このような情報を広く社会に提供することにより、消費者安全の確保に寄与することができないかという論点から議論をしました。
  あわせて、調査委員会の活動をより見えやすいものにしようとも考え、先ほど言及した消費者の安全確保に役立つ情報を含め、調査委員会の活動をタイムリーに紹介することとしました。また、情報提供の際には、図や写真を活用するなど一般の方々にもわかりやすいものにすべきであるという意見や、委員会から情報を提供するだけでなく、読者から意見を寄せてもらうことも考えてはどうかという意見が出されました。
  具体的には、次回の委員会から定期的に消費者安全調査委員会の動きをホームページに掲載することにより、情報発信していくことにしました。また、エスカレーターの事故について、部会での評価書素案の審議状況の中間的な報告がなされ、取りまとめに向けて引き続き部会で議論していただくことになりました。
  あわせて、エレベーターでの事故など、現在選定している案件の調査状況について、事務局から報告がありました。詳しくは後ほど事故調査部会の部会長でもある松岡委員長代理に説明をしていただきます。
  このほか、申し出にかかわる事案について事務局から情報収集の結果が報告され、その内容を検討した結果、7件については調査を行わないことになりました。残りの案件については、引き続き事務局で情報収集を行うことになります。
  なお、次回の委員会では、新しい調査対象事案について選定を視野に入れた議論を行うことにしております。
  済みません、次の授業をやらなくてはいけなくて、待っているものですから、こちらが長くなってしまってもうこれ以上できないので、済みませんが退室させていただきます。
  あとはよろしくお願いいたします。
松岡委員長代理
それでは、委員長が退席しましたので、引き続きまして事故調査部会につきましての報告をさせていただきます。
  事故調査部会につきましては、今月2回開催し、各事案について審議いたしました。
  エスカレーターの事故につきましては、3月初めに開催した第3回部会から引き続いて、評価書素案に関して審議いたしました。
  まず、評価書全体として、消費者によりわかりやすくするための工夫について、章立て、記載の順番から用語の統一といった事項に至るまで、さまざまな意見が出されました。また、評価の内容についても、事故発生のメカニズムや直接的な事故原因だけでなく、エスカレーターが設置されている周辺環境など事故の全体像から抽出される各論点や、評価の結果の取りまとめに向けてどのような方針で臨むべきかについて検討を行いました。これらの意見を踏まえて評価書素案を修正し、評価書案を取りまとめていくこととなりました。
  なお、先ほど委員長からお話がありましたが、本委員会での審議を円滑に進め、可能な限り早期に評価書を公表するため、本日の委員会で部会での審議状況を報告しました。
  本件につきましては、6月の公表を目指して引き続き議論してまいります。
  次に、エレベーターでの事故については、評価書のたたき台を審議いたしました。保守点検について検証する際の視点や、既存のエレベーターにある戸開走行防止装置が義務化されていないことなどに関して幅広く意見が出され、これらの意見を踏まえて評価書素案の作成を行っていくこととなりました。
  ガス湯沸かし器の事故については、経済産業省の調査結果に対する評価の観点について審議いたしました。専門委員から評価の観点のリストが提案され、湯沸かし器の設計に関する視点や機器の改造が行われた背景要因等に関する意見も出され、これらの意見を踏まえて評価書素案を作成していくこととなりました。
  もう一件の事故につきましては、今後の調査の視点や進め方などについて審議を行い、引き続き調査を進めていくことになりました。
  きょうの委員会での議論も踏まえ、各事案を担当する専門委員や事務局職員には、情報収集や評価書執筆など鋭意作業を行っていただきます。
  次回の事故調査部会は5月下旬をめどに開催し、評価や調査に関して引き続き審議を行う予定です。
  以上が部会での審議内容の報告でございます。

2.質疑応答

日本テレビの柳沢です。
  今のお話で出された部会の中身の議論なのですけれども、非公表のうちの1件は引き取るということだったのですが、もう一つのはどうですか。
松岡委員長代理
もう一つの非公表の件は、部会での審議は多少はあったのですが、実際、調査を進めている段階であります。
それは役務の。
松岡委員長代理
役務ではないほうです。
では、役務のほうは。
松岡委員長代理
役務のほうはかなり詳しく審議して、どういう方針でやるかについて検討しております。その辺はかなり進展してきているという感触です。
読売の崎田です。
  エレベーターの結果というのは6月の公表を目指していくということでしたが、5月では間に合わない何か理由があるのでしょうか。
松岡委員長代理
最終的に公表する際に、本委員会の承認を得なくてはならないという手続がありますので、ある程度技術的な対応についてはかなり詰まってきておりますが、その結果での本委員会の全体的な対応等についての審議も必要なので、6月末にならざるを得ないということです。
ということは、次回は5月にもあるのですか。
松岡委員長代理
予定では部会が5月の下旬にありまして、その結果を踏まえて本委員会で6月末に最終決定したい。
では、本委員会は5月にはないということですか。
事務局
日程は未定でございますけれども、ないというわけではないです。まだ決まっておりません。
要するに、次回の本委員会で出す予定なのか、それともその先で出す予定なのか。
松岡委員長代理
具体的な内容を詰めるために、次回の部会での審議をかなりやらなくてはならない。その後持っていくのは本委員会になってしまうので、やむを得ず6月末になってしまいます。
部会でその方向性も決まるということですか。
松岡委員長代理
そうです。本日も大分本委員会で議論していただきまして、素案が出ておりますので、それをもとに方向性を少し議論していただきまして、それを踏まえて部会で最終的な原案を出したいと考えています。
日本消費者新聞の丸田と申します。
  ガス湯沸かし器のほうなのですけれども、これは危害防止命令が出たものだと思うのですが、今、経済産業省の評価の観点からということですが、機器の改善や背景において、これは何を検討されているのか。
松岡委員長代理
これはいろいろな論点がありますが、一応経産省の報告書もありますので、それを評価する立場でやっておりまして、その中で抜けているところといいますか、背景の要因がどれだけ詰めてあるかを中心に評価を進めていきたいと考えております。
これはいつごろになりますか。
松岡委員長代理
今、観点を整理していて、実際の実地調査等にまだ入っていないので、もうちょっと時間がかかります。申しわけございません。
申し出の中身、食品とかがありますけれども、一番新しい公表できるもので何件でしょうか。
松岡委員長代理
申し出全体のほうですか。
食品、製品、役務とありますね。
事務局
3月末までの73件の内訳をまず申し上げますと、食品が6、製品が40、施設が7、役務が11、その他が9、合わせて73件でございます。
  本日選定しないということになりました7件につきましては、食品が1、製品が5、施設が1でございます。
きょう7件行わないと決まったと思うのですが、残りは今、何件になったのでしょうか。
事務局
残りが35です。
そのうち一番最初に申請がなされたのは何月ぐらいからなのですか。
事務局
一番古いものにつきましては、昨年10月です。本日も議論したものなのですが、発足直後です。直後といいますか、昨年10月というものがございます。
1件だけですか。
事務局
1件というのは、きょう審議したものですか。
残っているものは。
事務局
残っているのは1件だけではないです。
事務局
まだ数件ございます。
数件とは何件ですか。
事務局
ちょっと確認してきます。
毎日新聞の大迫です。
  大まかな方向性を知りたいのですけれども、エスカレーターの件は国交省の部会のほうで詳細な報告書の作成の必要なしという結論が出ていると思うのですが、皆さんの評価書は、それについての是非というか、報告書必要なしという結論だったけれども報告書をつくりなさいとか、それはそれでいいというような、どちらかの結論を出されるものなのか、そういうことには触れないで全く違った観点からのものなのか、どちらなのでしょうか。
松岡委員長代理
国交省の報告書に対する評価をしますので、そういう判断をいたします。ですから、どういう判断になるかは評価書が出てから見ていただければわかると思いますが、委員会としてはその判断を下して、その後どうするかについての必要ならば提言あるいは必要ならばお願いとか、注意喚起をやっていきたいと考えております。
それは国交省さんにやってくださいと言うのですか。
松岡委員長代理
それは本委員会での審議の結果、最終的に6月末に決めます。
わかりました。
朝日新聞の吉川です。
  評価書が6月にできるというエスカレーターの件なのですけれども、先週民事裁判の一審の判決が出まして、原告のほうは棄却という結果が出たのですが、裁判で認定された事実について評価書にも反映されるのか。その辺の評価をお願いします。
松岡委員長代理
評価書を評価する際に、いろいろな事実をできるだけ集めたいという観点でもって今、作業を進めていますので、一つの参考情報としては、もし裁判の結果が入手できればそれを参考としていきたいと思います。ただし、我々の調査委員会は再発防止を主眼として調査をしておりますので、誰に責任があるかとかそういうことについては一切関与しておりません。
あと、新しい案件の選定について、先ほど委員長から言及があったと思うのですけれども、どういう種類の案件について、どれぐらいの件数を新たに選定することを考えているのでしょうか。
事務局
事務局で幾つか情報収集してございますので、特定の分野とか、数が幾つかといったところまではまだ固まっていないところであります。いずれにせよ、来月議論していただいて、その結果どうなるかということになるかと思います。
6月末を目指すとなると、発足してから約9カ月でやっと最初のということになるのですが、これだけ時間がかかる理由を改めてお伺いしてもよろしいでしょうか。
松岡委員長代理
最初の評価書なり報告書ということで、正直言いまして、構成やらいろいろどういう書き方にしたらいいか、消費者にどうわかりやすくするかということ、そういうことを踏まえて、非常に多くの議論がなされましたので、内容的なもの以上に手間が少しかかっていたところで時間がかかったところです。
  最初の報告書ですので、抜けがあってはいけないとか、スタンスがこれでいいのかどうかというところもありますし、また、具体的な調査もどのぐらいしたらいいかということもあるということで、皆さんから遅いと言われていますが、十分しっかりしたものにしたいということでやっております。
  いたずらに時間を過ごしたわけではなくて、専門委員の皆様方も非常に熱心に議論をしておりまして、毎回毎回かなり長時間かけてやっております。一たびひな形がある程度できれば、引き続いて出てきます事故調査報告書についてはかなりスムーズにいくのではないかと期待しています。その点を御容赦いただきまして、御理解いただければと思います。
きょうの本委員会の冒頭なのですけれども、委員が変わったのですか。
事務局
こちらにつきましては、記者クラブにも資料が配られたかと思いますが、丸井英二先生が4月9日付で御退任されまして、4月10日付で澁谷いづみ先生に御就任いただいたということでございます。
おやめになった理由は何ですか。
事務局
一身上の都合以上のことは私どもではお答えができないというか、そういった状況でございます。
任期がありましたね。
事務局
任期は前任者の任期を引き継ぎますので、発足から2年後が任期の終了になってございます。
事務局
先ほどの質問でございましたけれども、昨年10月の申し出の中で、現在引き続き情報収集しておりますのは8件でございます。これも含めまして、ほかのまだ情報収集中のものについても、それぞれ申し出者の方には現在こういった状況であるということで、申しわけないという意味も含めてお電話を差し上げているところでございます。
その8件を選定するかしないかさえも判断できなくて、時間がかかっているのはどういう理由なのでしょうか。
事務局
そこは申し出の内容にもかかわってきますので、そこまでは申し上げられません。ただ、いずれにしてもそれぞれ一件一件今、情報収集をしているということで、時間のかかり具合はいろいろございますので、そういった理由でございます。
一件一件情報収集しなくてはいけないということで、人手が足りないという問題はありますか。
事務局
もちろん何百人もいればというところもあるかもしれませんが、そこは我々なりに可能な限り全力を尽くして調査もやっておりますし、そういった申し出の情報収集も必死にやっているというところは実情でございます。御期待にこたえ切れていないところはあるかもしれませんが、我々としては、それぞれ調査にしても情報収集にしても力の限りやっているのが現状でございます。

ページ上部へ