平成25年版消費者白書

コラム9

福島県における農林水産物の風評対策について

福島県農産物流通課

東京電力福島第一原子力発電所の事故以降、福島県内外における当県産農林水産物の販売・消費動向は、震災以前には回復していません。そのため福島県では、消費者や流通関係事業者等の信頼回復に向けて、効果的かつ戦略的なプロモーション及びリスクコミュニケーションを展開しています。

◆マスメディアを活用したPR及びトップセールスの展開

「おいしいふくしま、できました。」「ふくしまは、元気です。」アイドルグループのTOKIO(トキオ)が、みずみずしい“モモ”や“おにぎり”をほおばるテレビCMを御覧になりましたか?県では2012年度から、テレビや電車内映像など多数なマスメディアを活用したPR事業をスタートさせました。県産農産物の単なるイメージアップだけでなく、TOKIOをキーメッセンジャーとして、「おいしく食べている人がいる。」ことを伝え、福島県を応援いただく機運や支援の輪を大きくしていくことなどをねらいとしています。

2013年度は、ほぼ年間を通したメディア露出と、北は北海道から西は大阪まで、全国主要都市圏に放映区域を拡大します。野菜、果物、米など旬の出荷時期に合わせて、生産者の真摯な姿や農作物へのこだわりにフォーカスし、県産農産物の訴求力を高めるとともに、ふくしまの豊かな自然が生み出す農産物が本来併せ持つ『ブランド力の復活・向上』をねらいとしています。また、PRの重点展開時期に合わせて、知事自らが先頭に立って、旬の農産物の魅力や安全性を消費者や流通関係事業者に対して直接語りかけ、“顔の見える販売促進活動”を強化しています。

◆「ふくしま 新発売。」プロジェクト及び幅広いリスクコミュニケーションの展開

おいしさだけではなく安全性に裏打ちされた農産物は、消費者の購買意欲を喚起する上で重要なポイントになります。震災年に立ち上げた「ふくしま新発売。」プロジェクトにおいては、県産農林水産物のモニタリング検査結果を専用webサイトで情報提供しています。加えて、県産食材を使用した料理を味わう対話集会や、県内産地に招くモニターツアーなどを開催し、生産者が直接消費者に語りかけることで、“ふくしまのおいしさや魅力”の体感だけでなく、緩やかなリスクコミュニケーションによる“ふくしま”への愛着や支援の輪が広がっています。

また、店頭で並んでいる県産農産物に対する消費者の理解を促進するには、売り場での正しい情報の提供が重要であることから、卸売市場、仲卸、小売業者を対象とした説明会や産地研修会を開催し、売場の最前線に立つ流通関係事業者への理解促進に努めています。更には2013年度の新たな取組として、「トップジャーナリスト」を対象としたセミナーやツアーにより、多くの消費者が安心できる正確で良質なメディア発信を検討しています。

ページ上部へ


消費者庁 携帯サイト
携帯サイトQRコード