平成25年版消費者白書

コラム5

子どもの事故対策

厚生労働省の人口動態統計によると、1~14歳の子どもの死因の第1位は、「不慮の事故」となっています。子どもは、親や周りの大人にとって思いがけない行動や反応をすることがあり、様々な「不慮の事故」に巻き込まれることが少なくありません。しかしながら、子どもの不慮の事故は、周囲の大人たちが家庭内など子どもの身の回りの環境にちょっとした注意を払い、対策を立てることで予防できるケースが多々あります。事故に巻き込まれることを可能な限り防ぐという「予防」の観点に立って「子どもを事故から守る」ことが必要です。

子どもは成長・発達の段階によって知能や身体能力の差が大きく、事故の傾向も月齢や年齢ごとに変化します。例えば、0~3か月程度の子どもの場合は、熱いミルク等によるやけど、吐乳やふかふか寝具による窒息等が見られるのに対し、3~6か月程度の子どもの場合は、つかんだものを何でも口に入れようとするため、タバコや小さなおもちゃ等の誤飲が多くなります。さらに6~9か月程度の子どもの場合は、「ハイハイ」が始まり動きが活発になるため、階段や玄関からの転落、床や畳の上に置いてある炊飯器やポットによるやけど等に注意が必要となります。子どもの月齢や年齢ごとに起こりやすい事故を知り、予防策を採ることが重要です。

2013年3月、国民生活センターでは、消費者庁との共同事業である医療機関ネットワーク事業で収集した事故情報のうち12歳以下の子どもの家庭内事故について分析し、「子どもを高さがある場所に乗せたら目を離さないようにしましょう。」「柵や囲い等で転倒を防ぎましょう。」などの注意点をまとめ、消費者に注意を呼び掛けています。また、消費者庁が実施する「子どもを事故から守る」プロジェクトでは、ホームページ上のコンテンツ「あなたのお子さんは安全?」において、子どもの月齢や年齢ごとに起こりやすい事故とその予防策を紹介するとともに、メール配信サービス「子ども安全メールfrom消費者庁」にて、主に0歳~小学校入学前の子どもの思わぬ事故を防ぐための注意点や豆知識を毎週木曜日にお届けしています。

シンボルキャラクター&テーマソング

また、同プロジェクトでは、広く国民の皆様に向けて親しみやすい啓発活動を行うためのシンボルキャラクターを一般公募し、庁内の審査を経て、「アブナイカモ」に決定しました。また、アブナイカモを題材としたテーマソング「おしえてね アブナイカモ」を制作しました。このテーマソングは消費者庁職員が作詞・作曲したもので、テーマソングの歌詞はとがった角(カド)やポットの湯気、ボタン電池や洗剤、タバコなど、家の中の身近な危険を注意喚起しています。また、「ウチの子だけは大丈夫…」、「そんなバカなことなんて起きるはずはない…」と油断しないように呼びかける内容になっており、消費者庁のホームページからも視聴することができます。今後、「アブナイカモ」はプロジェクトの顔として子どもたちを不慮の事故から守るための活動を行っていきます。

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