平成25年版消費者白書

第1部 消費者行動・意識と消費者問題の現状

第3章 消費者問題の動向

第3節 財産分野に関する消費者トラブル

【貴金属等の訪問買取り(押し買い)に関する相談は2010年度から2011年度にかけて急増】

2010年度から2011年度にかけて、「突然自宅を訪れた知らない業者に、十分な説明もなく宝石、指輪、金貨等の貴金属を安値で買い取られた」という相談が急増しました(図表3-3-15)。2012年度は減少していますが、依然としてこのような「貴金属等の訪問買取り」(押し買い)に関する相談が多数寄せられています。

また、消費者庁「消費者意識基本調査」によると、この1年間に「押し買い」60)。の訪問を受けたことがあるかとの質問に対し、18.2%が「訪問を受けたことがある」61)。と回答しており、特に年代別に見ると60歳以上が、性別に見ると女性が多くなっています(図表3-3-16)。さらに、0.5%は実際に「押し買い」の被害に遭ったと回答しています。

特定商取引法では、消費者トラブルが生じやすい6つの取引類型を対象に、行政規制、刑事罰及び民事ルールが規定されていましたが、こうした「押し買い」による被害の増加を受けて、2012年8月の特定商取引法改正により、7番目の取引類型として「訪問購入」が追加され、こうした「押し買い」についても行政規制等が設けられました。(2013年2月より施行。)

図表3_3_15 「貴金属等の訪問買取り」に関する相談は2010年度から2011年度にかけて急増

図表3_3_16 2割弱の消費者がこの1年間に「押し買い」を行う事業者の訪問を受けたことがあると回答


60)

ここでは、突然自宅を訪れた事業者が、十分な説明もなく宝石、指輪、金貨等の貴金属や着物等を安価で強引に買い取るなど、悪質なものを指す。

61)

「訪問を受けたことがあり、その際被害に遭った」「訪問を受けたことはあるが、被害に遭わなかった」と回答した割合の合計値。

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